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BORG鏡筒「瀬戸の夕日」 平成27年12月2日
1 皆既日食撮影機材
これまでBORG鏡筒でいろいろ撮影してきました。
インドネシア皆既日食には、BORG45EDUを持って行こうと思っています。
これに、テレコンバーターGR(×1.4ゴーストレデューステレコン)を使うと455mmの焦点距離が得られます。
ところが先日、四国天文協会の先輩の方々から、皆既日食では、ダイヤモンドリング撮影時に盛大なゴーストがでる ので、出来るだけレンズ構成を少なくしてシンプルな鏡筒で撮影するのがいいですよとアドバイスをいただきました。
日食遠征時は、ポータブル赤道儀に搭載して撮影しようと計画しています。
軽量でテレコンを使わずある程度焦点距離のあるシンプルな鏡筒としては、BORG60ED(350mm)を 持っています。
これは使えないでしょうか。
今回の日食は、将来の日食撮影のためにも手持ちのいろいろな機材の実力を試す機会にもなりますね。
どちらがいいのでしょう。
天体撮影の機材の事で、以前から相談しているBORGの中川さんに問い合わせてみました。
どちらの鏡筒でも、チャレンジ可能とのことです。
何に重きを置いて撮影するかが大切なようですね。
ダイヤモンドリングを中心に考えるならBORG60ED、コロナ撮影なら焦点距離を延ばし周辺収差まで補正 したBORG45ED+テレコンGRも魅力がありますよと教えていただきました。
また、テレコンGRはゴーストが出にくい設計になっているそうです。
どのようなレンズでもダイアモンドリング撮影時のゴーストをすべて完璧に解消するのはできないようです。
初めての皆既日食撮影です。すべてに完璧を求めず、できるだけゴーストの出にくい機材を選択するのが大切だと 感じました。
日食までもう少し時間があります。
あまり考え過ぎず、いい機材を選択したいものです。
皆さんからのアドバイス、ほんとうにありがたいものです。
2 BORG鏡筒の実力 夕日の撮影
日食とは関係ありませんが、少し前に瀬戸内海に沈む夕日を撮影しました。
望遠レンズと一味違った画像が撮れました。
さすがにBORG、切れ味がいいように感じます。
(撮影状況)
平成27年10月21日 17:19〜 大越
BORG45ED ×1.4テレコンバーターGR F10.1
EOSKissX5 ISO200 1/200
この画像、拡大して驚きました。
夕日のなかに黒点まで写っています。
この日は、瀬戸大橋の向うに沈む夕日が大変綺麗でした。
これまでに掲載したオーストラリア星空撮影旅行記
連載 星空に夢を求めて「百武彗星」
過去の連載記事は、こちらからご覧いただけます。
日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています