気軽に天体撮影 topics
ちょっと旬の話題や写真
インドネシア皆既日食 平成27年11月19日
1 皆既日食撮影
来年(2016年)の3月9日にインドネシアで皆既日食が見られます。
いろいろな旅行会社で日食観測ツアーが企画され、お値段が手ごろなツアーはもう既に満席になっているようです。
天体写真を志すものが一度は撮ってみたいのが、ダイヤモンドリングや微細な構造で大きく広がるコロナの写真ですね。
日食の度に、専門誌やインターネット上に大変素敵な写真が掲載されています。
この画像は、2009年4月に発刊された「皆既日食2009」に収録された「画像処理練習用画像(リビア日食)」 を使用し、先日、ステライメージで試処理したものです。
露出時間の違う6枚の元画像がしっかり撮影されているので綺麗なコロナの構造が現れました。
皆既日食で現れるコロナを再現するには、撮影後のデジタル処理が必要で、そのためには内部コロナから外部コロナ までいろいろな露出時間で撮影する必要があります。
皆既日食の挑戦には、いろいろ学ぶことがたくさんあるようです。
初めての挑戦、夢は大きく、来年の日食目指して勉強をすることにしました。
2 手持ちの機材で挑戦可能でしょうか
以前、金環日食にチャレンジしたことがあります。
NDフィルターなど必要なものはほぼ揃っています。
先日、BORG45EDU鏡筒にテレコンバーターGR(×1.4)を装着し太陽を撮ってみました。
この鏡筒は、テレコンバーターで焦点距離を延ばし450mmほどになります。
EPS−Cサイズのカメラで、700mm相当の焦点距離が得られます。
手持ちのポータブル赤道儀の追尾精度も良く、日食撮影で使用できるようです。
インドネシアは暑いようですね。
こんな感じでしょうか、試しに暑さ対策をしてみました。
もう一工夫いりそうですね。
後は、チャレンジ精神と細かいテクニックの習得が必要ですね。
まだまだ時間があります。また、機会を見つけてご報告したいと思います。
これまでに掲載したオーストラリア星空撮影旅行記
連載 星空に夢を求めて「百武彗星」
過去の連載記事は、こちらからご覧いただけます。
日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています