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  •  月の撮影 ナノトラッカーでガイド   平成26年6月16日


    皆さん、月の撮影をどんな機材で行っていますか。

    私は、普段は、BORG101ED鏡筒に2倍テレプラスを使い、ポルタ経緯台に載せて撮影しています。

    月や太陽の撮影、特に日食撮影など赤道儀によるガイドがあれば便利ですね。


    望遠レンズを使った星野写真にナノトラッカー(ポータブル赤道儀)を使用することがあります。

    持ち運びに便利な小さい赤道儀、月や太陽の撮影に利用できないかちょっと試してみました。


    三脚にナノトラッカーや鏡筒を載せ、まず月を撮ってみました。


      


    (撮影状況)

    BORG50 ×2テレプラス(500mm) F10

    EOSKissX5 ISO400 露出1/400秒 10秒セルフタイマー撮影

    ナノトラッカー月追尾モード フォトショップエレメンツで画像処理


    下の写真はトリミング前の画像です。

    500mm程度の焦点距離では、このくらいの大きさに写ります。


      


    月の本格的な撮影には、この画像はちょっと小さいかもしれません。

    でも、ナノトラッカーはちゃんと月を捉え続けてくれました。

     

     今回の撮影でいろいろなことが分かりました


    まず問題になるのは、ナノトラッカーの搭載可能重量です。

    発売元サイトロンでは、2.0kg、ネット通販のホームページでは2.9kgとなっています。

    ナノトラッカーには、レベラー、微動雲台、鏡筒、そしてカメラを搭載します。

    重さを量ってみると、なんと重量オーバーの2.2kgです。

    あえて自分の都合のいい方2.9kgを信じることとしました。。


      


    ナノトラッカーに搭載した微動雲台は、月がカメラのモニターからずれた時などは簡単に修正することができます。

    でも問題がありました。


    ピント合わせのときが大変でした。

    ピント調整用のヘリコイドを回すたびに画面が大きく揺れます。

    揺れ出すと5秒近く振動しています。


    またシャッターを押すとき注意が必要です。

    撮影では、シャッターブレを防ぐためにレリーズでなく2秒タイマーを使用しましたが これでは役に立ちません。

    結局、10秒タイマーを使用し、ぶれがおさまってから撮影しました。


    使用した微動雲台は、こうしたことに使うには強度が弱いようです。

    ナノトラッカーとカメラの間にどのような雲台を使えばいいのかちょっと工夫が必要でした。


    これについて次回レポートします。

     

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