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SXD2赤道儀でオートガイド撮影 (赤道儀の設定) 平成26年4月18日
QHY5L−Uガイドカメラを購入してから、まず入門用のビクセンGP2赤道儀で動作の確認を行いました。
パソコンでのPHDガイディングも順調でした。
この赤道儀に合ったパラーメーター(ガイドを行うためのソフト上の数値)も大まかですが見つかりました。
今度は、多機能なSXD2赤道儀で挑戦することとしました。
○ 各種機能の設定
SXD2赤道儀は、自動導入や追尾の精度を上げるための機能が付属しています。
ところがオートガイドでは、これらの機能が微妙に影響するようになります。
そのため、取り扱い説明書では、影響がでないような設定が示されています。
コントローラーのメニューで「架台の設定」をいくつか変更しました。
・ 大気差補正 OFF
・ PEC制御 PEC記録なし[停止]
・ バックラッシュ補正 RA : 0、DEC: 0
・ 架台の設定 方向キー X−Y[赤道儀の機械座標]
・ 架台の種類 極軸を合わせた赤道儀
このうちSXD2赤道儀に新たに追加されたのが「極軸を合わせた赤道儀」です。
旧SXD赤道儀では、自動導入のアライメントがオートガイドに影響することがありました。
SXD2赤道儀では、この設定を行うことで影響されないガイドが可能となりました。
この設定によるガイド結果は良好でした。
M51子持ち銀河の画像を、トリミングせず撮影したままのサイズで掲載しています。
(撮影状況)
平成26年3月31日 23:35 志度大串半島
BORG125SD BORGレデューサーDG−L(F5.5) LPR−N(光害カット/ネピュラ)
EOSKissX5 ISO1600 露出360秒 ×4フレームコンポジット
SXD赤道儀 QHY5L−U 50mmF4ガイドスコープ PHDガイディングによるオートガイド
フォトショップエレメンツによる画像処理
○ 補正速度の設定
また、メニューの「架台の設定」、「オートガイダー」では、補正速度が調整できるようになっています。
今回は、初期設定の、RA10、DEC10をそのまま使用しました。
今のところ、この設定でいい結果がでています。
○ 反転回避機能
SXD2赤道儀には、南中時に赤道儀が反転するタイミングを変更する機能が搭載されました。
これで突然の反転を回避することが可能になりました。
いろいろの機能が追加されています。
機能向上で、これからの撮影が楽しみになりました。
この画像をピクセル等倍で拡大しました。
掲載するためトリミングしています。
強拡大のためM51の画像は荒くなりましたが、星は綺麗な点になっています。
続きます。
SXD2赤道儀でオートガイド撮影 掲載一覧
2014 4.11 SXD2赤道儀でオートガイド撮影 その1(結果)
日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています