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ちょっと旬の話題や写真
真冬の大型散開星団 M35 平成26年2月2日
冬を代表する大型散開星団M35です。
もう日が、翌日に変わろうかという時間に撮影しました。
ガイド鏡にしているBORG50の視野に淡く光った大きな光芒が見えます。
家を出るのが遅くなり撮影が深夜にまで及ぶこととなりました。
おまけに昨日は、透明度もあまり良くないように思えました。
そんな中でも、M35の撮影では、大変たくさんの星が写りこんできます。
ふたご座のカストルとボルックスの足元には冬の天の川が流れています。
そのカストルの足元にこの星団は輝いています。
南から西の空にかけて有名な星座がいっぱい輝いています。綺麗です。
ここには、冬を代表する星雲、星団が目白押しです。
こうした星空との出会いは、本当に嬉しい瞬間です。
画像の右に星雲状のNGC2158散開星団が写っています。
(撮影状況)
平成26年1月31日 午後11時49分〜 綾川町
EF300F4ISレンズ ×1.4エキステンダー 420mm F5.6
EOS6D ISO1600 露出50秒×2フレームコンポジット
GP2赤道儀 フォトショップエレメンツで画像処理
この星団の撮影は結構大変です。
空のかなり高い位置にありました。
望遠鏡を下から覗きこむような姿勢を強いられます。
ガイド鏡筒に、この星団が入り込んできたときは、思わずほっとします。
ガイド鏡筒と撮影レンズは、方向を合わせてありますので、あとは、シャッターを押すだけになります。
オートガイダーについて(2)
この日もスマートガイダーで撮影を試みました。
しかし残念ながら満足いくような撮影にはなりませんでした。
ガイド星を認識してくれますが、その位置や明るさの精度がもう一つです。
そして、キャリブレーションにかなりの時間を要します。
また、少しの振動でガイドエラーの振幅が大きくなります。
これは、ちょっと大変ですね。
今回、400mm程度の望遠レンズでの撮影ということで焦点距離の短いガイド鏡を使用してみました。
思いに反して結果は良くありません。
パソコンいらずで使いやすいように見えますが、しっかりとした環境が整わないとうまく動いてくれないようです。
私のシステムの問題やガイド星の選択を少し明るい星にしなければならないことが原因かもしれません。
普段は、ノータッチガイド撮影のお気軽撮影で天体撮影を楽しんでいます。
たまにオートガイド撮影となると、かなり手間がかかってしまします。
おかげで、撮影は、目的の星が西の空に傾く時間帯になってしまいました。
春には、淡い小さな系外銀河が撮影の主役となります。
早めに、気軽に使えて精度の高いオートガイダーの検討を考えなければならないようです
前から気になっているガイド用の高感度CCDカメラの販売店にメールを送ることとしました。
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日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています