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     新気軽に天体撮影4 自動導入精度1    令和元年9月22日



    今回は、この赤道儀の自動導入精度について報告します。

    焦点距離630mmの少し長い鏡筒と350mmの短い鏡筒でテストしました。

    いろいろやってみましたが、アライメントを手順に沿って済ましておくと、望遠鏡の視野に 目標の天体を導入することができるようになります。



    1 天体導入テストの手順


    1 使用鏡筒は、「焦点距離630mm」と「350mm」の2つを使用。

    2 「北極星が見えない場合の簡易極軸合わせ」と「極軸望遠鏡をしようした場合」の二通りでテスト。

    3 チェックポイントは、最初のアライメントでファインダーの視野の中にアライメント天体が捉えられるか。

    4 そして次は、アライメント後の目標天体の導入精度をチェックしました。


    (使用機材)

    BORG101ED 焦点距離630mm

    BORG60ED  焦点距離350mm

    EQ3GOTO赤道儀

    北極星が見えない場合の簡易極軸合わせはビクセンのポーラメータを使用



    2 簡易極軸合わせによる場合


    観望会などでは、北極星が建物に隠れている場合など、ポーラメーターや磁石などを使い簡易に極軸を合わせることが あります。


    EQ3赤道儀は、鏡筒が真北を向いたところからアライメントを始めます。

    ただ、極軸がうまく北を向いたとしても、鏡筒とアリガタの取付状況、赤緯軸の位置に よって鏡筒と極軸がまったく同じ方向を向いているとは限りません。

    そんなことから、鏡筒が長くなればなるほどアライメント時に天体がファインダーにうまく入ってくれなく なるようです。



    3 簡易極軸合わせ BORG60ED鏡筒(350mm)で天体を導入


    これくらい短い鏡筒では問題がないように感じます。

    簡易極軸合わせでもファインダーの視野の端の方に目的の天体を導入することができました。

    ファインダーに天体が入ってくれると楽ですね。それから、望遠鏡を覗きコントローラーで視野の中心に天体を移動して アライメントをすますことができます。


     



    4 簡易極軸合わせ BORG101ED鏡筒(630mm)で天体を導入


    このくらい長い鏡筒でアライメントをしようとすると、簡易極軸合わせではなかなかファインダーの視野に 目的の恒星が入ってくれません。

    何度かチャレンジしましたが、今のところちょっと離れたところに外れてしまいます。

    少し大変ですが根気よくコントローラーでファインダーの中心に入るよう位置を修正します。

    そして鏡筒のアイピースを覗き望遠鏡の視野の中心に天体を移動しアライメントを済ませます。

    どうしてもひと手間余分にかかってしまいました。


     



    4 簡易極軸合わせ アライメント後はスムースに目標の天体を捉えてくれます


    私は2点(2つの恒星)アライメントをするようにしています。

    アライメントを無事終わらすことができれば、この赤道儀は正確に目標の天体を導入してくれます。


    BORG101ED鏡筒(630mm)でも十分に鏡筒の視野(アイピース30mm使用)の中に見たい天体を 捉えてくれました。

    何度も、目標の天体を自動導入して観望しましたが、アライメントがうまく終了していれば、 この赤道儀は簡易極軸合わせでもかなりの精度で天体を自動導入してくれます。

    小型軽量の赤道儀ですがちょっと頼もしく感じます。



    それでは、極軸をできるだけ正確に合わせた場合はどうでしょう。

    次回、ご報告します。



     

     

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