金星の日面通過(第一接触から第二接触)
1 金星が太陽面に顔を出し完全に入り込むまでの画像を撮りました
今日は、絶好の天候となりました。
予報では、高松で、金星が太陽の縁に接触する第一接触は午前7時11分6秒です。
また、太陽面に完全に入り込んでしまう第二接触は午前7時28分38秒となっています。
撮影は7時ごろから開始しました。
ほぼ1分間隔で撮影を続けました。
撮った画像をチェックしました。
7時11分4秒に撮影した写真には金星は写っていません。
7時12分3秒撮影の写真では、ほんのわずか顔を出しています。
掲載している最初の写真は、7時14分3秒の写真です。
金星がほんのわずか太陽面に顔を出している姿が見えます。
また、金星がほとんど太陽面に入り込んでいる最後の写真は、7時28分4秒に撮影しました。
このあとしばらく雲に覆われることとなりましたが、
ラッキーなことに、第1接触から第2接触までの連続写真を撮ることができました。
7:14:03 7:17:03 7:19:59
7:23:13 7:24:27 7:28:04
(撮影状況)
平成24年6月6日 自宅屋上
BORG60ED鏡筒 ×2テレプラス F11 D5フィルター
EOSKissX5 ISO200 露出1/500
ポルタ経緯台 固定撮影
2 太陽をめぐるイベントも一段落です
星雲や星団の撮影を始めたころは、まず、太陽を撮ることはないと思っていました。
2009年、皆既日食ブームに影響され、減光フィルターを買おうとしたことがあります。
このときは、時遅しで売り切れの状況でした。
この反省で、昨年の5月にD5フィルターをスペースゲイトさんで購入することとなります。
金環日食に向けて準備開始です。
しかし、直焦点での太陽撮影は初めてです。
愛用のBORG60EDにテレプラスを使い、この焦点距離で撮影可能かなど代表者の江尻さんに教えていただきました。
いつものように、丁寧にアドバイスいただいたことを覚えています。
先日の金環日食は、残念ながら天候に恵まれず、準備した機材の能力を十分発揮させることができませんでした。
しかし、あきらめずに挑戦することが大切です。
チャンスが訪れることになりました。
練習の成果を発揮する絶好の機会です。
また、今回の一連のイベントを通じて学んだこともあります。
フィルターは、天候に合わせて減光率の違うものを揃えておくことが大切ではないでしょうか・・・
後日、反省点も含めてご報告したいと思います。