MENU/ home/ introduction/ photo/ system/ topics

ちょっとした旬の話題や写真/


 夜空に夏を代表する星座が輝きます


1 今日は、夏の星座撮影となりました   


10日(日)の夜、BORG101EDでおおくま座の系外銀河を撮影に出かけました。
今年は、金環日食、部分月食、金星の日面通過とビッグイベントが多く、暫く、星雲・星団撮影から気持ちが遠退いていました。

心残りだった、M51などの撮影にトライするつもりでした。
入念に機材のチェックをして出かけましたが、肝心のものを忘れました。
望遠鏡とカメラを接続するTリングがどこにも見当たりません。
太陽撮影に使用してそのままになっているようです。

あきらめて家に帰ろうかと考えました。
しかし、既に赤道儀や鏡筒のセットは終わっています。

今何ができるか! 暫く、考えました。

ラッキーなことに、パーツの箱には、自由雲台、カメラのケースには、望遠レンズが入っています。
結局、鏡筒に自由雲台を取り付けてこのレンズで撮影することにしました。

ところが、今日は、まったく赤道儀の追尾制度がよくありません
200mmの望遠レンズをセットしましたが、ノータッチガイド撮影では星が流れてしまいます。
結局、90mmの望遠レンズで、さそり座などの星座撮影となりました。

パノラマのように、目の前にさそり座が広がっています。
さそり座の頭部にカメラを向けてみました。


(撮影状況)
平成24年6月10日 22:20〜 綾川町
SIGMA 18−200 3.5−6.3DCレンズ 88mm 
KissX5 ISO1600 F5.6 露出100秒 ×2フレームコンポジット
SXD赤道儀ノータッチガイド


アンタレスとM4球状星団付近をトリミングしました。


2 ガイド精度の悪い理由を考えてみました


しっかりとした赤道儀は、極軸を丁寧に合わせると、200mm程度の望遠レンズによるノータッチガイド撮影が可能と なっています。

しかし、今日は違います。
大きく星が流れてしまいます

どうしたことなのか、いろいろ考えてみました。

SXD赤道儀は、星雲や星団の自動導入機能があります。
そのために、アライメントという作業が必要になります。
2つの明るい星を使って、微妙なずれをあらかじめ修正しておく作業です。

この日は撮影に自由雲台を使用しました。
このことが影響しているとしか考えられませんでした。

カメラレンズは、鏡筒の向きに合わせてセットしていますが、アバウトで正確な方向とは言えません。
これでは、星を導入したときには、レンズの中心から大きく外れてしまいます。
星が中心に導入できるよう、アライメント作業を行います。
当然、この作業は、大きく誤差を修正するものとなります。
赤道儀自身は、こうした誤差を記憶し星を追尾します。

今回は、誤差調整のために赤道儀の動きが大きくなったのではないか。
極軸に沿ったものとは違った動きが加わったのではないでしょうか。

翌日、思い切ってビクセンのサポート窓口に電話してみました。
担当の方が丁寧に説明してくれました。

興味深いものでした。
内容については、改めて報告したいと思います。






 これまでのちょっとした話題


inserted by FC2 system