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ちょっとした旬の話題や写真/system


夏の星雲・星団を撮影しましょう(簡単ガイド撮影)


1 赤道儀を使って撮影したことありますか  


モータードライブ付きの赤道儀を使って天体観測をされている方は多いと思います。
学校や自宅で赤道儀を使って、月や惑星を見ていませんか。

こうした方の中で、天体写真にトライしたことがない方もいると思います。
赤道儀があればいろいろな天体の撮影にチャレンジできます。

固定撮影で天の川を撮影できますが、ガイド撮影すればもっと鮮明な天の川が撮れます。
さらに、夏の様々な星雲や星団の撮影にチャレンジできます。

200mmまでの望遠レンズなら、極軸をしっかりと合せば、赤道儀まかせのノータッチガイドが可能です。
M8やM16・M17といった星雲は、こうした望遠レンズで綺麗な姿を写しだすことができます。

是非、一度チャレンジしてください。



2 入門用赤道儀でも十分な機能を発揮します

デジタル一眼レフカメラと200mm程度の望遠レンズで撮影したいものです。
私は、収差の少ない結構高額なレンズを撮影に使用していますが、 撮影を始めた頃は、ネットオークションで安価なレンズを購入しました。
結構、よく撮れるものです。

最初は、高額のものをいきなり揃えるより、まず、入手可能な範囲のものでトライしてはいかがでしょうか。
興味が増してくるにしたがって、いいものがほしくなってくるものです。
それからでも遅くはありません。

私は、長らくGP2赤道儀で撮影を行ってきました。
初めに、一軸のみのモータードライブ付赤道儀を買いました。

ノータッチガイドには、十分でしたが、眼視による補助ガイドを行うため、後付で2軸のモータードライブに 変更しました。
GP2赤道儀は、入門用の赤道儀ですが結構しっかりとしており本格的な撮影が可能でした。

掲載の画像は、昨年の夏に180mmの望遠レンズでノータッチガイド撮影したものです。
改造デジタルカメラを使用しているため赤い星雲が濃くはっきりと写っています。


(撮影状況)
平成22年6月6日 0時04分 撮影綾川町
EF70−200(F4)Lレンズ 180mm
キャノンキスデジタルN(改造)F5 ISO800 露出180秒
GP2赤道儀ノータッチガイド フォトショップエレメンツで画像処理


3 ノータッチガイド撮影には極軸をしっかり合わせましょう

ISO800、F5.6程度のレンズ撮影するときは、3分ほどの露出で結構綺麗な星雲を写すことができます。
カメラの扱いは固定撮影と同様です。

GP2赤道儀は、できるだけ平坦なところで、付属の水準器を使って赤道儀を水平に設置する必要があります。
あとは、日付や時刻目盛などを合わせ、極軸望遠鏡の所定の位置に北極星を導入します。

最初は、星が流れたりいろいろ失敗するものです。
赤道儀の赤経・赤緯のバランスが取れているか。
各目盛の合わせ方に間違いがないか。
北極星の位置は合っていないのかなどいろいろ考えて見ましょう。

撮影を重ねるうちに必ずいい結果が出るようになります。





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