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撮影のステップアップに新しいカメラを買いました

天体用に改造したKissX4を購入しました

1 新しい改造カメラでの撮影が楽しみです  

デジタル一眼レフカメラには、ローパスフィルターと呼ばれるフィルターが取り付けられています。
これは、目に見えない光の影響で撮影画像の色合いが変化するのを防いでいます。

星雲は、Hαと呼ばれる波長で輝いています。
デジカメのローパスフィルターは、この波長の光の大部分をカットしてしまいます。

改造では、ローパスフィルターを外し、Hαの透過率が非常に高いIRフィルターを取り付けます。 このフィルター改造は「IRフィルター改造」と言われています。
デジカメの改造により、赤い星雲の写りが大きく改善されます。

今まで、赤い星雲は、EOSKissDNの改造機で撮影をしてきました。
残念ながらこのカメラは、ライブビュー機能がありません。
このためピントテスターでピント合わせをしていました。

ピントテスターは、ナイフエッジ式のテスターで、ちょっとした取り扱いのコツを習得する必要があります。
主に望遠鏡専用として使用していました。

最近、広角レンズや望遠レンズで撮影する機会も増え、簡単にピント合わせが可能なライブビュー付きのカメラが欲しいと 考えていました。


2 ピント合わせが簡単になりそうです  

赤い星雲以外は、EOS40Dを使用しています。
ピント合わせは、ピントマスクというパーツを使用しています。

ピントマスクを望遠鏡の先端に取り付け、明るい星を視野に入れます。
カメラのライブビュー画面で拡大した星の回折像を調整してピントを合わせています。
非常に簡単です。   過去に記述したピントマスク関する記事はこちらから

また、広角レンズなどの撮影は、月やずーと遠くの街灯の明かりなどをライブビューで拡大して無限大にピントを合わせて います。

赤い星雲の撮影でも、こうした簡単なピント合わせができればとひしひしと感じていました。

販売店の「超特価」とか「お買い得」の言葉についつい引かれてしまいます。
とうとう念願のカメラを買ってしまいました。

先日、四国天文協会の例会で2人の会員の方が冷却改造デジカメを購入したという話を聞きました。
非常にノイズが少なく撮影結果がいいそうです。

冷却カメラの購入も考えましたが、価格が倍以上します。

購入は、実現可能なものになりました。
冷却デジカメは、将来の夢とし残ることになりました。

お金がかかりましたが、KissX4の購入で、簡単な操作で気軽な撮影ができるようになりそうです。




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