カメラのライブビュー画面(10倍)に鮮やかな月面が映っています
一般に、冬は透明度が高いように見えますが、月の撮影にはあまりシーイングがいいとはいえません。
これまで、拡大した画面で月面がゆらゆら揺れていました。
そのうえ先日は、黄砂まで到来しました。
しかし、今日は違います。
きれいな月面がカメラの画面に映し出されています。
● 小さなクレターまではっきり見えます
ライブビューでピントを合わすとき、シーイングやシンチレーションが悪いとピント合わせが難しくなります。
どんなに微調整してもクレーターが鮮明になりません。
今日は、小さなクレーターまではっきりとしています。
理由は、定かでありませんが大気が大変安定しているようです。
● 年末にいい写真が撮れました
月の撮影では、シャッターブレ、露出時間、ISO感度と合わせ正確なピント合わせが要求されます。
もう一つ、シーイングの良し悪しがいい作品ができる大きなポイントを握っています。
月は、数を撮れといわれています。
年末になって、条件の整った日に巡りあえたことに感謝しています。
ティコから湿りの海・ガッセンディクレーター
(撮影状況)
平成21年12月28日 22:35
BORG76ED ×テレプラス(F13)
EOS40D ISO400 露出1/250秒
ポルタ経緯台
フォトショップエレメンツで画像処理
撮影場所 自宅屋上