高仙山山頂には、満天の空で有名な公園があります。
1 高仙山山頂公園は、県下でも有数の天体観測に適した場所と言えそうです。
高仙山山頂公園は、三木町南部の高仙山の山頂(標高620m)に位置し、360°自然のパノラマが目の前に広がる展望公園
です。
高仙山の山頂には緑で囲まれた自然はもちろん、フィールド遊具やバンガロー、研修宿泊施設やキャンプサイトがあり、
施設・設備が充実した公園が整備されています。
当日の夕方は、楽しいバーベキューパーティーとなりました。
中村支部長さんを始め香西さん、料理の腕をふるっていただいた山本さん、森下さんなど多くの皆さんがこの日のために
準備をしてくれました。
楽しいひと時をつくっていただきほんとうに感謝しています。
2 曇っていた空も夜が更けるにつれて透明度を増してきました。
観望会が開かれた頃は、雲が多く少し心配な状況でした。
やはり天は、味方してくれたようです。
午後10時ごろには、すっかり晴れわたりました。
会場から見た月と金星
3 会場の芝生広場には、大型ドブソニアン、フジノン大口径双眼鏡や
10cm
ニコン屈折望遠鏡が勢ぞろいしました。
● まず、大型ドブソニアンは、M22を捉えています。
球状星団が分解され小さな星の粒粒が密集しているのが視野いっぱいに広がっています。
● フジノン双眼鏡は、こと座のリング状星団M57を視野に入れています。
大口径とナローバンドフィルターでリング状の星雲がはっきりと浮かび上がっています。
眼視でここまで見えるとは、夢にも思っていませんでした。
● ニコン屈折望遠鏡は、木星を追い続けました。
木星表面に写る衛星の影、木星の前面から飛び出す衛星の姿を連続して見ることができました。
今年の木星は、大きな縞模様が一本しか見えず、こんな木星は見たことがないという声が多くの人から
上がっていました。
(参考写真)
9月11日の午後11時40分に自宅で撮影したものです。
BORG125SD ×2テレコンバーター F12
EOS40D ISO400 露出1/125秒
ポルタ経緯台 固定撮影
● 会場には、いろいろな方が集まりました
この後も、星雲、星団が次々と導入されました。
中村支部長さん、北村さん、成行さんから見方・楽しみ方の解説付きです。
皆さんが自動導入装置の役目を果たされます。
望遠鏡さばきは目を見張るものがあります。
会場には、著名な彗星掃索家、公的な天文関係施設に勤務され小惑星に命名された先輩、日食ハンターでいつまでもお元気な
大先輩、北アルプスの山々と星ぼしを追い続け専門誌の最優秀作品にも選定された先輩会員など多くの人々が
集まりました。
また、わざわざ、奈良から子供連れで参加いただいた会員の方もおられます。
ほんとうに楽しい一日でした。