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撮影にかかわるお話です/
 第70回 銀塩用35mm×0.78マルチレデューサーとの相性  

BORG125SDのシステムに古いレデューサを 組み込みました

1 このレデューサーは銀塩(フイルム)カメラ時代のものです

新しいBORG125SDやデジタルカメラでの撮影にどのような結果が出るのか半信半疑で撮影に使用しました。
このレデューサー使用でF値が4.6と非常に明るいレンズになります。
撮影時間が短くなる分、焦点距離750mmが600m程度になり撮った像は小さくなります。

このレデューサは3枚のレンズで構成されています。
また、短鏡筒から1200mmまで鏡筒の長さをカバーできるようレンズの位置を調整できるようになっています。
結構贅沢な仕様になっています。

デジタルカメラの撮影でケラレや周辺減光が出ないか。
また、最近発売されているレデューサーは、デジタルカメラでの気になる輝星周辺の青にじみを軽減すると説明されています。
このレデューサはどうでしょうか。

M51を撮影しました。撮影結果は、満足のいくものでした。
撮影された像は小さなものですが綺麗な像に見えます。
青にじみについては、この領域に輝星がなく不明です。


ダーク補正、コンポジット、レベル補正などの処理したものをフルサイズで掲載しています

また、左端上部をクローズアップしました。
周辺減光も少なく暗い星まで写っているようです。


2 持ている鏡筒に合わせていくつかのレデューサーを使用しています

● BORG76ED
撮影に一番良く使用している、BORG76EDには、×0.8レデューサーDXを使用しています。
これは、ヤフーオークションで手に入れたもので、銀塩(フイルム)カメラ用ですが、デジタル撮影にも非常にいい結果が でています。
フィルムカメラで撮影し対象の大きさをチェックしたことがありますがきっちりと0.8を示していました。
馬頭星雲など撮影してきましたが、青にじみは気にならない程度に思えます。

● BORG60ED
BORG60ED用には、×0.85レデューサーDG(7885)を使用しています。
デジタルAPS対応のレデューサで、購入当時フイルムカメラで使用したため大きく周辺減光が現れました。
初めは、理由が分からず購入元へ原因を確認したところ、フィルム一眼レフカメラでの使用にはケラレが出ると教えていただき ました。

天体写真は、銀塩写真から始めました。
現在でも、BORG76EDやレデューサーDXなど当時のものをそのまま使用しています。
デジタルの時代を迎えましたが、丁寧に造られたものは今でも十分使用可能のようです。




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