● ガイド撮影には、いろいろな方法があります
★ 補助ガイドについて
星雲・星団をクローズアップして撮影するとき、長時間の露出になると赤道儀まかせでは、どうしても星が流れてしまいます。
焦点距離が長い鏡筒を使ったり長時間の撮影を行う場合は、ガイドスコープやガイドアイピースを使った補助ガイドをマスターす
る必要があります。
補助ガイドの撮影の方法については、次回に少し詳しく説明します。
★ オートガイドについて
オートガイドシステムを導入して本格的に取り組んでいる方がいます。
私自身そうしたシステムの導入を考えていますが、高価なことや、所有している赤道儀などの機材を近い将来、精度の高いも
のにしたいと思っていることから、それまでは勉強中といったところです。
★ ノータッチガイドについて
デジタルカメラの出現でガイドなしの赤道儀まかせで「気軽に天体撮影」が可能になりました。
銀塩撮影では、長時間にわたりガイド鏡を覗いていましたが、デジタルカメラの登場でガイド時間が大幅に短縮されま
した。
デジタルカメラのお陰で、散開星団や明るい星雲などは、3分から5分ほどの露出で綺麗に撮影できます。200mm程度の
望遠レンズでは、赤道儀まかせのノータッチガイドも可能となりました。
補助ガイドを行うには、ガイドスコープ、ガイドアイピース、ガイドプレート、微動ガイドマウントなどいろいろ揃えるのに
費用がかります。相当な負担になります。
本格的に機材を揃える前にいろいろ撮影を経験してみたい方や手軽に撮影を楽しみたい方にお薦めです。
小学生や中学生の方も簡単に撮影にトライできます。
このことは、2007年版地人書館「望遠鏡・双眼鏡カタログ」のなかで
だれもが安く、簡単に星空撮影を楽しめる「デジタル写真」を始めよう!
で橋本武彦さんが解説しています。