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撮影にかかわるお話です/
 第67回 新しいレンズの紹介です No2  周辺減光

あまりいい条件ではありませんが、どのような画像になるのかオリオン座に カメラを向けて見ました。

1 午前1時ごろ、オリオン座はかなり西に傾いています

この日は、月が沈むのが遅く、他の星雲を撮影している間にオリオン座が大きく西に傾いてしまいました
天体撮影は、星雲や星団が南中(地平線から一番高く上がったと時)の頃が良いとされています。
また、南中までが好機として撮影されている方もいます。

低い位置にある天体の撮影は、大気の影響を受けやすくなります。
月が沈んだ直後の西の空はいい条件とはいえません。

新しく買ったシグマ18−200F3.5−F6.3DCレンズで撮影しました。
画像処理をし周辺部をトリミングでカットしてあります。

(撮影状況)
平成23年1月8日 午前0時59分〜 綾川町
KISSX4(改造) 18−200F3.5−F6.3DCレンズ
200mm F6.3 ISO800 露出180秒
SXD赤道儀 ノータッチガイド フォトショップエレメンツで画像処理

2 元画像には周辺減光が見られます


撮影は、改造デジカメを使用したため画像が赤みを帯びています。
また、周辺減光のため四隅は中心部より暗くなっています。

合わせて他のレンズでの撮影を行っていません。
どの程度周辺減光が現れるのか、機会をみて比較したいと思っています。

望遠レンズでは、どうしてもレンズの原理上中心部より周辺部が暗くなります。
また、フイルムに比べ、デジカメのイメージセンサーは斜めからの光にシビアといわれています。

撮影で周辺減光を軽減するには、F値を暗くする、
光害カットフィルターの使用、
露出時間を短くするなどの方法が効果があるようです。

画像処理ソフトの機能を使い周辺減光を和らげることも可能です。


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