お気軽撮影でM16わし星雲とM17オメガ星雲を撮りました。
180mm望遠レンズによるノータッチガイド撮影です。
● 短時間露出で結構綺麗に写ってくれます
赤い星雲がよく写る改造デジタルカメラを使用しました。
M16とM17は、いて座のスタークラウドの周辺に位置しています。
スタークラウドは、天の川でとりわけ星が密集した場所で、別名バンビの横顔と呼ばれています。
M16とM17は、バンビの鼻先で舞う蝶のようにも見えます。
(撮影状況)
平成22年6月6日 0時11分 撮影綾川町
EF70−200(F4)Lレンズ
キャノンキスデジタルN(改造)F5 ISO800 露出180秒
GP2赤道儀ノータッチガイド フォトショップエレメンツで画像処理
● 夏は、望遠レンズの活躍の場です
1 夏には、視直径が大きく明るい星雲が輝きます
M16わしとM17オメガ星雲も、結構明るく撮りやすい星雲です。
ただ、慣れないと位置の特定が難しいかもしれません。
シーイングさえ良ければ、ファインダーでも白く淡い光芒が並んで確認できます。
私は、BORG50を正立仕様にし、ファインダー替りにしています。
8倍程度の倍率で、この日もM16とM17の淡い輝きが視野の中で確認できました。
2 夏は、短い焦点距離の望遠レンズが活躍します
ノータッチガイドのお気軽撮影では、200mm程度の望遠レンズであればいい結果が得られるようです。
焦点距離が長くなればなるほど、星が点で写る確率が低くなります。
夏になると、広角レンズ、200mmまでの望遠レンズで撮れる撮影対象が多くなります。
天の川、散光星雲、散開星団など楽しみな対象がいっぱいです。