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撮影にかかわるお話です/
第53回 BORG125SDと月齢20.1の月

BORG125SDで、月齢21.1の月を撮りました。
月の出が遅く午前3時過ぎの撮影となりました。

● きれいな月が南東の空に輝いています。

BORG125SDでは、2×テレコンバーターを使用して撮影しました。

ライブビュー画面で月を拡大してピントを合わせます。
10倍に強拡大した月は、大気のゆれでクレターのピントがゆらぎます。
確実に合わしたと確信しても、パソコンに取り込んだ画像を見ると、十分ピントが合ってい ない場合があります。
マイクロフォーカサスの微動つまみを少しずつ動かし数を撮ることにしています。

BORG125は、ピント合わせの結果がそのまま撮影結果に現れるような気がします。
これくらいと合わせたものは、やはり結果が良くありません。


2010/6/4 3:06 EOS40D ISO200 1/100 自宅屋上


● BORG125SDを選んで正解でした。

1  持ち運びが大変楽です。

月は、ほとんど自宅の屋上で撮ります。
撮影時は、機材を下の階から屋上へ運びます。
正確に量っていませんが、鏡筒バンドなどを取り付け5キロ程度と感じます。

気軽に持ち運びをすることができます。

2  F6と明るいレンズを使用しています。

明るいレンズは、早いシャッタースピードが選択できます。
シャッターブレを起こしにくくなります。

3  接眼部は、ヘリコイドやマイクロフォーカサスなど選択が可能です。

BORGの特徴としていろいろなパーツが選択できるように設計されています。
特に接眼部は、撮影目的によっていろいろなパーツの使用が可能です。

眼視ユニットNは、ドローチューブが77mm出し入れできるようになっています。
接眼部後方に取り付けるパーツによっては、合焦距離を調整できる便利なものです。

気に入っています。
また、ミニBORGのドローチューブと比べかなりしっかりした作りになっています。

4 大変高価なものです。購入には、いろいろな製品を検討しました。

購入にあたっては、いろいろなメーカーの製品を比較して見ました。
購入のきっかけが、春の系外銀河をきれいに撮ってみたいとの思いからでした。

小さい銀河を写すには、口径が大きく、焦点距離も長く、F値が明るく、できるだけ安価なものが希望でした。

外国製品で、かなりこの希望に近いものが見つかりました。
しかし最後は、持ち運びが楽で今持っているパーツも転用可能なBORG製品を選択することとなります。

少し高価な買い物となりました。
今は、月中心の撮影ですが、夏は、球状星団の季節です。
撮影を楽しみにしています。


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