夜空は、澄んでいるように見えても街の明かりなどの影響を受けています。
光害カットフィルターは、アマチュアの一般的な撮影に欠かせないものとなっています。
● 光害カットフィルターとは
長時間撮影していると、街灯などの明かりや大気自体の明るさの影響で撮影画像が白っぽくかぶってきます。
こうした影響を少なくするのが光害カットフィルターで撮影の必需品になっています。
現在、市販されているもので代表的なものは、IDAS社のLPS−P2が評価も高く人気があるようです。
結構、品薄の状況です。
● フイルターを取り付けるには
1 鏡筒の先端に取り付ける方法
天体望遠鏡の鏡筒や望遠レンズの先端に切られているフィルターネジに取り付けます。
望遠鏡の口径にあった大きなサイズのフィルターが必要になります。
2 鏡筒の接眼部に取り付ける方法
使用しているボーグ鏡筒には、レデューサーや接眼リングの先端に52mmのフィルターネジが切られており
フィルターを取り付けることができるようになっています。
3 フリップミラーの先端に取り付ける方法
フリップミラーの先端に49mmサイズのフイルターネジが切られています。
また、49mmから48mmへの変換リングを使えば48mmサイズのフィルターが使用できます。
4 カメラ内に直接取り付ける方法
赤外カットフィルター除去(改造)カメラ用に、カメラ内に取り付けられる専用のFFフイルターが発売されて
います。
● 私のフィルター取り付け方法
フィルターの取り付けには、機材に合わせていろいろな方法が可能です。
私は、天体望遠の鏡接眼部に、フィルターを取り付けて使用しています。
光害カットフィルターは、結構高額です。
一つのフイルターをBORG76EDや60EDなどいくつかの鏡筒に共用で使用したいものです。
望遠鏡の口径ごとのフイルターを買わなくてすみます。
また、鏡筒の先端に取り付けると経験では夜露の影響をもろに受けやすくなります。
夜露のシーズンには、ほんとうに大変です。
こうしたことから接眼部に取り付け撮影をしています。
次回は、使用しているフィルターの特徴などについて報告したいと思います。
続きます。