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撮影にかかわるお話です/
第33回 ライブビュー撮影のポイント

ピント合わせのポイントが少しずつ分かってきました

ライブビューモードを使い自宅の屋上から何度か月を撮ってみました。
ピントを合わすこつや課題が少しずつ分かってきました。

月齢19.3の月です 今回はアルタイの崖などを撮ってみました

月の出が遅く深夜になりましたが、ライブビューモードで月のピント合わせを行いました。

● 月のピント合わせに有効な手段となりそうです

マルチモノキュラーを使ったピント合わせでは、欠け際のクレーターで合わすとどうしても中央部分がぼやけることがありま した。

しかし、ライブビューモードでは、5倍、10倍と倍率を高くすることができます。
欠け際から少し明るい部分のクレターで調整するのがポイントです。
合わせやすく月全体のピントを合わせることができます。
中央のクレーターは非常に明るすぎてピントの調整には向かないことが分かりました。

● 現有の機材では、少し課題があります

ピント合わせには、ピントの微妙な調整が求められます。
使用している望遠鏡では、カメラの重みでヘリコイドの動きが少し渋くなってしまいます。
改善するためのパーツを購入しなければならないようです。

今回は、五藤光学の8cm(ラック・アンド・ピニオン式)で撮影しました。

また、経緯台での撮影では、液晶画面の倍率を高くすると月の動きが早くピント合わせに苦労します。
赤道儀を使用すれば解決しますが、その都度セッティングに時間をとられそうです。

● まだまだピントが出せそうです

ライブビューモードでは、実際のF値よりかなり明るく鮮明な画像が見られます。
液晶画面の倍率を高くすると月の画像がかなり詳細なところまで表示されます。
月の表面が微妙に揺れる様子まで良く分かります。

一応のピント位置と思われるところからもう一歩ピントを絞り込みたいと思っています。
もうひと工夫が必要です。
まだまだピントの精度を高められそうです。
楽しみです。


撮影の状況

五藤光学8cmアクロマート ×2テレプラス F30
EOS40D ポルタ経緯台
平成21年12月7日 1:07 露出1/100秒 ISO800
撮影場所 自宅屋上
フォトショップエレメンツで画像処理


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