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撮影にかかわるお話です/
第23回 気軽に月撮影(6) シャッターブレは大敵


最近の一眼デジカメは相当ブレにくくなっていますが、シャッターブレに注意が必要です。

できるだけ早いシャッターを切ると同時に、 ミラーアップ、リモコンなどの機能をフルに活用することが大切です。

星ナビ 天文との出会い 中川 昇氏 第16回 「誰でも簡単に撮れるシャープな月面写真の写し方」より 

撮影時には、シャッターの振動が機材に伝わり、画像に影響がでます。
このようなシャッターブレを防ぐためにいくつか工夫が必要です。
月の撮影を始められる方には、大切なポイントの一つです。

1 シャッタースピード

シャッターブレを防ぐためには、早いシャッタースピードの選択が必要です。
経験では、1/100秒より遅くなると影響がでてきます。

カメラの感度(ISO)を上げれば、早いシャッタースピードの選択が可能になります。

2 ミラーアップ機能

多くの一眼レフカメラには、撮影時にカメラ内のミラーの動きが画像に影響しないよう、ミラーアップ機能が 搭載されています。
事前にミラーをアップすることでブレを軽減できます。

3 リモートコントローラー

手でシャッターを押すとその動きが直接カメラに伝わります。

こうしたことを防ぐためにリモートコントローラーを使って影響を軽減します。

セルフタイマーを使ってそうした振動を防ぐ方法もありますが、シャッターが切れるまでに少し時間がかかります。
経緯台での撮影では、月が動きますので注意が必要です。

4 筒先開閉

星雲や星団の直焦点撮影には、必ず必要な撮影方法ですが、 月の撮影では、究極の撮影方法といえます。
赤道儀の追尾が必要となります。

黒い厚紙などを使ってふさいだ鏡筒レンズを一瞬開くことで、シャッターの役目を果たします。
このときカメラのシャッターは、バルブ(開放)を使用します。
シャッターブレを防ぐには、一番の方法ですが、人間が行うため1/4秒から1秒といった遅いシャッタースピード で撮影する場合に有効です。

この撮影方法は、私は月の撮影では経験がありません。
1〜3の方法で今まで撮影が可能でした。
ただ、月の撮影をしていく中でいつかはトライできればと思っています。


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