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撮影にかかわるお話です/
第21回 気軽に月撮影 ピント合わせは大切に

ピント合わせは命といわれています

天体写真の撮影で大切なこと、一番にピント合わせがあげられます。

ピントをしっかり合わせるためにいろいろな工夫がされています。

1 デジタル撮影の時代

最近、デジタル一眼カメラに、ライブビュー機能が搭載されています。
カメラの液晶画面で撮影対象を拡大して見ることができます。

また、パソコンに画像を取り込み像を拡大してピント合わせを行えばさらにいい結果が得られるようです。

2 お気軽撮影でのピント合わせ

私が使用しているキスデジタルNは残念ながらライブビュー機能がありません。

私は、天候を気にしながら時間の余裕をみつけては、自宅や郊外で空に望遠鏡を向けています。
軽量な機材で移動し、できるだけ確実にピントを合わせたいと思っています。

以前からマルチモノキュラーを使用してきました。
カメラのファインダーに映る月面を大きく拡大してピントが合わせられます。
今も月の撮影はこの方法で撮影をしています。
結構いい結果が得られます。

3 便利なパーツ  マルチモノキュラー

星雲などと違い、月の撮影は、クレーターなどを直接見てピント合わせができます。
カメラのファインダー内の像を数倍拡大できるマルチモノキュラーは便利なものです。


以下は私がマルチモノキュラーを使用するときのポイントです。
参考になればと思います。

● 事前チェック

まず、カメラのファインダーで、AFフレームが鮮明に見えるよう視度調整つまみを調整します。

次に、マルチモノキュラーをカメラのファインダーにあて、AFフレームがよく見えるよう調整します。
(マルチモノキュラー のピント調整ツマミを回して調整します。)

● 撮影時のピントの合わせ方

望遠鏡に月を導入します。
調整したマルチモノキュラーをカメラのファインダーにあてます。
ドローチューブを動かし月のクレーターが鮮明になるよう調整します。

このとき、カメラファインダーのマット面の微細な模様が同時に浮かび上がるよう調整できるかが ピント合わせのポイントになります。


デジタルカメラは、改造したものなど2台もっており、そろぞれのピントが合う位置に白い 印をつけています。


ピント合わせのためのアクセサリー(参考)

ピント調整用には、マグニファイヤー、マルチモノキュラー、アングルファインダーといった ものがあります。
このうち倍率が高く、視野も広いマルチモノキュラーが使いやすいように思います。
マルチモノキュラーはビクセンから販売されていますが、カメラにアタッチメントで取り付られる便利な製品が テレスコープセンターアイベルで売られています.


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