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撮影にかかわるお話です/
第16回 お気軽撮影の望遠鏡(その3)BORG鏡筒

★ 銀塩時代から愛用しています ミニBORG60ED

天体写真を始めて、まず使用したのはアクロマート鏡筒でした。
残念ながらさそり座のM4の撮影で、アンタレスやσ星が極端に赤や青く写ってし まいます。大変にぎやかです。

● どうしてもED鏡筒が欲しくてたまりませんでした。

そのとき目に付いたのがミニBORG60EDのB品でした。
これなら買える、販売店のホームページでは即納とありましたが、結局手に入れたのは数週間先でした。

初めてBORG60EDでM42を撮ったときのことは今でもはっきり覚えています。

鮮やかな発色でした。
身の程知らずで、天文誌の銀塩撮影の部に応募してしまいました。
それ以来、デジタルカメラを購入した今も愛用しています。

★ ミニボーグは決してミニではありません

口径60mm 焦点距離350mm F5.8

● 最初に手にしたとき、そのコンパクトさに驚きました。

私が中学生のこ頃、理科室にあった天体望遠鏡は、口径は60mmで焦点距離が長い屈折望遠鏡でした。
宵の明星を見たとき、きれいな半月が見えたことを覚えています。
当時は、60mmで本格的な望遠鏡でした。

ミニボーグといえば小望遠鏡と思いがちですが決してそんなことはありません。 撮影された写真は、本格的なED鏡によるものです。

明るさはF5.8、レデューサ「7885」使用で4.9となります。
代表的な散開星団、散光星雲を撮影するには十分な焦点距離と明るさを持っています。


● ミニボーグの楽しさはなんといっても交換パーツの多さです。

パーツの箱で小山ができています。

ヘリコイド、延長筒、回転装置、レデューサ、各種アダプター等よく揃えたものだと自分で感心しています。

ボーグのパーツは、結構インタネットオークションに出品されています。
結構安い値段で買うことができます。
また、ほとんどの販売店で取り扱っています大変便利です。

ただ、最近B品のパーツが販売店のホームページで見ることが少なくなりました。
B品といえども普通のパーツと見分けがつきません。
お買い得でしたがなかなか手に入らなくなり残念です。

● ボーグ使用者の多くが、それぞれの撮影システムを作り上げています。

私は自分なりにシステムを考えました。

まず、アリガタで取り付けるため、専用の鏡筒バンドを購入しました。
ドロチューブ式鏡筒に換えて延長筒やヘリコイドを購入しました。

撮影対象を確認したいとフリップミラーを購入し、 撮影が便利なようにカメラ回転装置、そしてレデューサと続きました。

一つ一つ自分の考えたシステムが出来上がるのは、ほんとうに嬉しいことです。

● 常にパーツの光路長の合計をチェックすることが大切です。

ボーグのパーツでシステムを考えるときに大切なことは、この組み合わせで合焦できるかどうかです。
折角いろいろ考えて買ったパーツも実際組み合わせてみると焦点が合わないことがあります。


私のシステムです。参考になればと思います。


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