東の空、まだ低い位置ですが輝いています
撮影を終え、機材をしまおうかと思っているとき、ふと、東の空にスバルが輝いているのに気がつきました。
まだ、高度が低く撮影にどうかと思いながら望遠鏡を向けてみました。
フィルターなしの撮影ですが周りの青い散光星雲が浮かび上がりました。
秋の空は、撮影には寂しいといわれていますが、夜が更けてくるといろいろな星座が昇ってきます。
撮影 BORG76ED ×0.8レデューサー(F5.2)
撮影の状況
平成21年9月20日
場所 綾川町
キスデジタルN(改造)
ISO800 F5.2
23:32 露出300秒 23:45 露出360秒 2フレームコンポジット
GP2赤道儀 GA−4 補助ガイド
フォトショップエレメンツで画像処理
● 雑感
初冬の星団は、まだまだ先と思っていましたが、思わぬ撮影となりました。
すばるの星ぼしの周りに青い散光星雲が輝いています。
30年ほど前の星団・星雲ガイドブックには、すばるを構成する星から吹き出したガス雲が輝いていると
説明されていました。
現在では、自ら吹き出したものではなく、星団を取り巻く低温のガスや塵をすばるの星ぼしが青く輝かせている
反射星雲と説明されています。
さて、これから夜空にだんだん月が輝くようになります、9月のはくちょう座の撮影はもう少しで終わりになります。
10月からは、アンドロメダ星雲、ペルセウス座2重星団、カリファルニア星雲など楽しみな星団・星雲が
高度を上げてきます。