先日、新宿のコプティック星座館を訪れたときのお話です。
昨年、鏡筒にフリップミラーを取り付けるため、アダプター7834を探していたところ、BORGのホームページに、「す
でに生産中止になっており在庫もありませんが、販売店のコプティック星座館さんに在庫が残っています」と紹介されていた
お店です。
この時、すぐに電話で注文し思いどおりのシステムができあがりました。
●ページの最後に、このシステムの紹介をしています。
一度は行ってみたいと思っていたコプティック星座館へ、今月中旬ようやく立ち寄ることができました。
お店は、地下鉄丸の内線新宿3丁目の駅から7〜8分の場所にあります。
BORGのほとんどの部品が揃っていることで有名です。
お店には、オーナーらしき女性がいて親切に対応してくれました。
この方は、大阪で暮らされたことがあり、四国についてもよくご存知で宇高連絡船や道後温泉のことなど懐かしくお話をされ
ていました。
掘り出し物があればと思い店に入ったのですが、ゆるされた時間のなかで何を見ていいのか分からず、目に付いたBORGの
パーツ1点と遊馬製作所(スコープライフ)のマルチアリガタMA−2を買うことにしました。
特に、マルチアリガタMA−2は、是非欲しかった部品の1つで即座に購入決定となりました。
遊馬製作所の遊馬さんのエピソードの紹介もありました。以前、コプティック星座館で仕事をされていた方で、いろいろなパ
ーツの製作・加工にすぐれた技術とアイデアを持った方だそうです。
マルチアリガタMA−2は、鏡筒をバランスよく赤道儀に取り付けることができるすぐれものです。
ここでめぐり会えるとは!
お店は、BORGのパーツが中心ですが、遊馬製作所(スコープライフ)の製品のコーナー、手作り望遠鏡のセット(品質の
良いレンズを使用とのこと)、また、B級品や古いパーツを集めたコーナーなどがありました。
このコーナーは、ゆっくり見る時間がなく非常に残念な思いで店をでました。
もしかしたらお宝コーナーだったのかも。
お店の方から、「最近は、天体よりバードウオッチングに人気があって」というお話がありました。
私のように天体復活組みが増えているような気がします。気軽に立ち寄れるお店です。
我々のために、今後とも頑張ってもらいたいお店です。
★★
アダプター7834でBORG76EDにフリップミラーを取り付けています。
●標準鏡筒(205mm)を150mm鏡筒に換え、ドロチューブをはずしホルダーに「78
34」でヘリコイドMを取り付けています。
そのあとは、2インチホルダー、フリップミラー、カメラ回転装置、レデューサの順になっています。
なお、レデューサは、ミニボーグ用の7885で代用しています。
●フリップミラーを取り付けるためには、バックフォーカスの確保が必要となります。
このため短鏡筒を使用しましたが、ドロチューブの絞りでケラレたりフリップミラーの重みでたわみが大きくなる恐れがある
ことから、ドロチューブをはずしたシステムとしています。
また、焦点距離を長くして月や銀河を撮影する場合は、長い鏡筒を使ったシステムにその都度組み直し
ています。
★★新着情報
遊馬製作所さんの新しいパーツが発売されました。ホームページで見ることができます。
●ボーグの鏡筒の最大の特徴は、撮影や眼視また様々なパーツの使用に対
応できるようドロチューブで鏡筒の長さを調整できることです。
こうしたことからドロチューブはどうしてもたわみやすくなります。
撮影する場合に気になることがあります。
ホームページによると、この新しいパーツは、ガタやたわみを減らす機能を持っ
ています。
ドロチューブの出し入れやヘリコイドによるピント合わせがよりスムースにできそうです。
ボーグ愛用者の願いだったしゅう動部の改善が図られるものと期待がかかります。
合わせてご紹介します。
遊馬製作所(スコープライフ)さんのホームページはこちらから。
http://www.scopelife.com/