オリオン座を撮ってみませんか(固定撮影にチャレンジ)
● カメラと三脚で撮影できます
天体写真の基本は、カメラと三脚による「固定撮影」です。
バルブ撮影できるデジタルカメラがあれば、簡単に「星座」が撮影できます。
あとは、シャッターを押すことになりますが、入門といえどもきれいに撮るには少しだけ気をつけることがあります。
● 少し注意することがあります
★ ピント合わせが大切です。
カメラのオートフォーカスが使えません。
とりあえず手持ちのカメラで撮ってみようというかたは、カメラのファインダーに遠方の街灯や鉄塔の赤いランプを入れ
マニュアルでピント合わせをするといい結果が出ると思います。
★ シャッターブレに注意が必要です。
リモートコントローラーでバルブ(開放)撮影をします。
黒い厚紙を用意します。
合わせてこの厚紙でレンズを開いたり閉じたりします。
リモートコントローラーや黒い厚紙がない場合はセルフタイマーを利用します。
シャッタースピードを15〜20秒の露出にセットしセルフタイマーでシャッターを切ります。
● こうして撮っています。
オリオン座全体が見渡せる場所を選び三脚を立てます。
カメラをセットカメラのファインダーにオリオン座を導入します。
明るい星でピント合わせをします。
ピント合わせの補助としてピント拡大鏡を使っています。
星座が入るように構図を決めます。
レンズの先端を黒い厚紙でふさぎます。
リモートコントローラーでシャッターを切り開放にします。
厚紙をとりのぞきます。
20秒経過後厚紙で再びふさぎます。
リモートコントローラーでシャッターを閉じます。
50mm程度の望遠レンズでオリオン座を写す場合、星を点で写す
露出時間は20秒あたりが限界となります。
これを超えると星が弧を描き始めます。
平成21年11月23日 21:57 キスデジタルN
EF−S 18−55 ISレンズ ISO800 F5.6 露出20秒