視直径は小さいですが、はくちょう座のまゆ星雲です
はくちょう座と言えば北アメリカ星雲や網状星雲が有名ですが、この星雲も小さいながら色合い豊かな星雲です。。
ファインダーでは、この散光星雲を見ることができません。
はくちょう座のデネブからM39とたどっていき、星の配列で位置を確認しました。
200mmの望遠レンズで撮影しました。
小さいですが、微光星きらめく天の川の真っ只中に赤く輝いています。
撮影 キャノンEF70−200 F4 Lレンズ
撮影の状況
平成21年9月17日
場所 綾川町
キスデジタルN(改造) レンズ200mm LPS−P1フィルター
ISO800 F5
21:56 露出250秒 22:06 露出250秒 2フレームコンポジット
GP2赤道儀 ノータッチガイド
フォトショップエレメンツで画像処理
● 雑感
まゆ星雲は、口径が大きく、焦点距離が長い鏡筒で撮影するともっと細かい形状が浮かび上がってきます。
9月中に、少し大きな鏡筒でもう一度トライしたいと思います。
最近、高松空港近隣の少し寂しい場所で撮影しています。
撮影中には思わぬ訪問者があります。
大分前になりますが、椅子に座ってファインダーをのぞいているとヒタヒタと動物が横を通り過ぎました。
明らかに犬やネコとは違う野生の足音です。
すぐ回りを見回しましたが闇に姿を消してしまいました。
この日は、横を通る道路に車を停めてこちらに来る人がいましたので、懐中電灯を向けてみるとパトカーで警ら中のお巡り
さんでした。
「星ですか」「ここはよく見えるのですか」と声をかけて近づいてきました。
丁度、撮影を終えて車に機材を積み込んでいるときで、懐中電灯の灯りをみて様子を見に来たようです。
お互いに「お疲れ様です」と声をかけて別れましたが、寂しい場所にまで巡回に来てもらえることはありがたいことです。
撮影中には、常に車のライトに気をつけています。
近くを車が通るときには、鏡筒の先端を黒い布で覆っています。
展望台の駐車場などでは、ライトをこちらに向けたまま撮影の様子を見に来た人もいます。
このときの、西警察署のお巡りさんは、星の観測に影響が出ないようちゃんとパトカーのライトを消してから
近づいてくれました。
ちょっとした心遣いありがたいものです。