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 春の訪れはもうそこまで来ています M51子持ち銀河

月が沈むのは、午後10時40分ごろでした。
それまでに準備を終えて、いざ撮影というとき、空一面に雲が広がってしまいました。
待つこと2時間半、空が晴れる頃には、正面に北斗七星が輝いています。

● 冬の星雲撮影の残り少ないチャンスでした  

暫く天気が悪い日が続きました。、
今日、天候が回復しましたが、既に月の入りが深夜になってしまいました。

冬の名残の星雲を撮る少ないチャンスと勇んで車を走らせました。
撮影機材をセットしましたが、雲のため暫くウエイティングとなりました。
天候が回復したときには、北の空は、北斗七星、南の空は、しし座が輝いています。
もう、春の星座が主役となっています。

M51は、北斗七星のしっぽの先η星の近くに位置しています。
急きょ、目的を変更してM51の撮影となりました。


●撮影状況
平成22年2月20日 2:54〜 300秒×2コンポジット
BORG60ED ×0.85レデューサー(F4.9)
キスデジタルN(改造) ISO800 HC光害カットフィルター
GP2赤道儀 GA4補助ガイド

● 系外銀河 今年に入り初めての撮影となりました 

大口径望遠鏡による系外銀河の素晴らしい写真が天文誌を賑わしています。
しかし、多くの系外銀河は、視直径が小さいため、小口径のレンズでは、写しにくい対象となっています。

M51は、小口径の望遠鏡でも小さいながらその姿を写しだすことができる銀河の一つです。

フォトショップエレメンツで画像処理しました。
撮影した画像は、非常に小さいものですが、トリミングで拡大してあります。

待った甲斐があっていい条件下で撮影ができました。
フィルターの効果などもあり、伴銀河へ伸びる渦巻きの状況が確認できます。


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