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街中での天体撮影 バラ星雲の画像処理 1 令和3年1月24日
1 ステライメージ9とフォトショップで画像処理
街中から、光害カットフィルターQuadBPフィルターで撮影したバラ星雲の画像を、ステライメージ9の自動処理機能とフォトショップのトーンカーブ を使い画像処理しました。
処理方法のレポートをしたいと思いますが、あくまで私なりの画像処理です、参考になればと思います。
画像処理は、ほとんどの処理がステライメージ9の自動処理モードで行っています。
最後の諧調調整をフォトショップのトーンカーブで整えました。
2 処理前の撮影画像はこんな感じです
こちらが撮影したそのままの画像です。
QuadBPフィルターの影響でかなり赤が強調されています。
こちらは、F5.4の鏡筒、改造デジタルカメラを使いISO6400、シャッタースピード30秒で撮影した画像です。
3 ステライメージ9自動処理モードでコンポジットしました
自動処理には、30枚の画像、4枚のダーク画像を使用しました。
フラット画像は撮影していません。フラット処理は、コンポジット後に新しいセルフフラット処理機能で処理を行います。
撮影画像は、全体的に赤くカラーバランスが崩れていますので前処理で「レベル調整」「色調正」にチェックを入れました。
前処理の後、コンポジット機能(新しくスカイを減算、余白をトリミング機能が追加)で30フレームコンポジットしました。
前処理でレベル調整、色調整をしているので、コンポジット後の画像はかなり赤が薄くなったように見えます。
この画像をステライメージの自動処理モードの画像調整パネルで強調処理します。
その前に私は、詳細編集モードのレベル調整で少し強調処理をしておきます。
次回、コンポジット後のこうした画像処理方法についてレポートしたいと思います。