気軽に天体撮影 topics
ちょっと旬の話題や写真
街中での天体撮影(馬頭星雲再チャレンジ) 令和3年1月15日
1 馬頭星雲に再チャレンジ
前回、小型のBORG71FL、APS-CサイズのカメラEOSKissX7iで撮影した馬頭星雲の画像を紹介しました。
1月13日の夜、手持ちの機材の中で高機能なものを使い再チャレンジしました。
今ままでの経験から郊外で撮っても淡い馬頭星雲の撮影は難しいと感じています。
そんな中、今回、結構いい写真が撮れましたのでアップしました。
2 撮影場所について
私のドームは、高松市の中心部に近く住宅や小中学校、高校などが立ち並ぶ場所にあります。
当然、街灯りがありますが、目の前が学校のグランドで南が開けており、午後9時には校庭開放の電気も消え10時頃から撮影の好機になります。
今、南の空に、結構はっきりとしたオリオン座を見ることができます。
東の方向にはゲームセンターの広告塔の灯りなどがありますが、南の空に望遠鏡を向けられることはラッキーです。
3 撮影方法について
撮影には、BORG125SD口径125mm焦点距離750mmF6の望遠鏡に、×0.9レデューサーを使用しF5.6としました。
カメラは、フルサイズEOS6D(改造)を使用、ISO6400、露光35秒で30フレーム撮影。
光害カットフィルターは、QuadBPフィルターを使用しています。
このフィルター、街中での赤い星雲の撮影には、かなりの力を発揮してくれます。
こんな画像が撮影できました。トリミング前の画像です。
赤い星雲はよく写っていますが、残念ながら「燃える木」まで真っ赤になっています。
これを画像処理して一般的な馬頭星雲のイメージに仕上げなければなりません。
次回、画像処理方法についてレポートしたいと思います。