気軽に天体撮影 topics
ちょっと旬の話題や写真
うれしいご報告「小惑星に命名」 令和2年7月4日
1 夢のようなお話をいただきました
日ごろからホームページ「気軽に天体撮影」をご覧いただきありがとうございます。
長年に亘って運営を続けてまいりましたが、この度ほんとうにうれしいご報告があります。
6月3日に国際天文学連合小惑星センター(米:ケンブリッジ市)が公表した「小惑星回報」で、1990年に発見された小惑星に私の名前が命名 されたことが報じられました。
命名文(和訳)には、「日本のアマチュア天文家で香川の天文普及に尽力している、星雲星団や日食など宇宙の神秘に興味を持ち、綺麗な 天体写真を撮ることで知られている」と書かれています。
嬉しいやら少し恥ずかしいやらというのが本音ですが、これまでいろいろな活動をしてきて、こうした名誉をいただけるのは、皆様のおかげと 心より感謝申し上げます。
2 今回の命名にあたっては、こうした方のお世話になりました
この小惑星は、1990年2月18日に北海道釧路で、小惑星発見者として著名な松山正則、渡辺和郎のお二人によって 発見されました。
小惑星は、宇宙の天体の中で唯一、発見者に国際天文学連合IAUへの命名提案権が与えられています。
今回、このお二人から小惑星への命名を託された東亜天文学会理事長山田義弘様の提案により、地域で活動する アマチュア天文家としてこれまでの活動が評価され、IAUの太陽系内小天体命名委員会の審査を経て命名が承認されました。
発見者の方々の大変なご理解と提案いただいた山田様には、心よりお礼を申し上げます。
画像(参考)は、2018年高松で開かれた星空の街・青空の街(全国大会)で星空観測報告を行った時のものです。
2 この小惑星は火星と木星の間の軌道を回っています
この小惑星は(19983)Inagekiyokazuは、大きさが約4.39km・絶対等級13.3等で、火星と木星の間で楕円軌道を描いておよそ6.3年 かけて太陽の周りを回っています。
命名の連絡をいただいたときは、嬉しさで天にも昇るような気持ちでした。
未来永劫小惑星として名前が残ると考えただけで感無量になります。
身が引き締まるとともに、これからも頑張らなければという思いでいっぱいです。
関係の皆様へお礼を申し上げてご報告といたします。
ありがとうございます。