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新気軽に天体撮影3 ステラショットでM31撮影 令和元年9月16日
久々の晴天、月が煌々と輝く中、EQ赤道儀のテストを行いました。
アストロアーツの撮影ソフト、ステラショットでM31を導入、撮影を行いました。
極軸合わせ、自動導入精度などのレポートは次回に回し、今日は先日の撮影テストの状況をお届けします。
1 撮影の機材
今回は、軽量でどちらかというと入門者用のEQ3赤道儀での撮影です。
焦点距離300mmと短めの鏡筒を使用し、赤道儀のノータッチガイドで露光を45秒と60秒に 設定しテスト撮影しました。
(使用機材)
BORG60ED ×0.85レデューサ F4.9
KissX5 ISO1600 露光45秒 60秒
EQ3赤道儀 セルフガイド
2 自動導入・アライメント
天体撮影ソフト・ステラショットでスカイウォッチャー製のEQ赤道儀による天体の自動導入を行う場合は、 アライメントを行うことが推奨されています。(ビクセンなどは必要ありません)
EQ3赤道儀は、WiFiアダプターを使うとスマホやパソコンで赤道儀を操作することができます。
まずは、スマホで明るい星を使ってアライメントを実施、あとはステラショットで導入撮影を行いました。
3 天体撮影ソフトステラショットとの相性
結果はなかなかのものですよ。
EQ赤道儀用のWiFiアダプターをつかえば、赤道儀とパソコンをコードで繋ぐ必要がありません。
ステラショットで天体を導入し撮影をすることができます。
(カメラとパソコンの接続は専用コードが必要)
まずは、M31を導入し、位置合わせのために短い露光で1枚撮影を行います。
そして、導入補正機能を使えば、写った星の配列を判断し、M31の正確な場所に赤道儀を移動させます。
この赤道儀とステラショットの相性は大変いいようです。ピッタリど真ん中にM31が導入されました。
4 300mmの鏡筒を60秒追尾撮影
極軸望遠鏡をできるだけしっかり合わせ、赤道儀のセルフガイドで撮影を行いました。
まず、45秒の露光で撮影してみました。
明るい月明かりの中での撮影です。 M31が大変淡い姿になってしまいました。
45秒の露光で数枚撮影しましたがどれも星がきれいな点に写っていました。
これくらいの露出は大丈夫ですね。
次に60秒露光してみました。
一見綺麗に見えますが、強拡大するとほんの少し米粒状になっています。
数枚撮影しましたが、綺麗に点になっている画像もあります。
その時の状況によるようです。
ステラショットを使えば、自動で何十枚も続けて画像を撮影することができます。
次のテストでは、カメラを高感度に設定し、好結果の45秒の露光で60枚ほど撮影してコンポジットしてみたいと 思います。
月明かりのない天気のいい日が待ち遠しいものです。
次回は、長い鏡筒を使った場合の自動導入精度についてご報告します。