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街中から系外銀河の撮影 カメラの設定 令和元年5月8日
昨日は、久しぶりに綺麗な星空が広がりました。
夜懇親会がありましたが、皆さんとお別れした後ドームに向かいました。
会では当然お酒が出ましたので、少し離れたところにあるドームへタクシーで、一晩ドームで過ごし、早朝、 近くの駅から電車で帰宅しました。
1 昨日撮影した、M104ソンブレロ銀河です
空の状況に恵まれたことも幸いしたと思います。
暗黒帯がかなりはっきりとした画像となりました。
(撮影状況)
令和元年5月7日 午後10時頃
BORG125SD ×0.85(実質0.89)レデューサDG・L 668mm F5.34
ニコンD500 ISO2000 露出30秒 ×40フレームコンポジット 総露出20分 ×1.3クロップ撮影
SXD2赤道儀セルフガイド ステラショットで導入・撮影 ステライメージで画像処理
カメラの機能の進化は素晴らしいですね。デジカメが出始めた頃には街中で系外銀河の撮影は考えられませんでした。
2 撮影時のカメラの設定
4月初旬、しし座の系外銀河を撮影しました。
最近高感度のデジカメを購入しました、思い切ってISO8000、露出10秒で90フレーム(総露出時間 15分)で撮影しましたが、やはり感度を上げすぎると画質などがもう一つでした。露光が短すぎるのも良くないよ うです。
今回は、ISO2000、露光30秒、40フレーム、総露出時間20分で撮影。
ステラショットの撮影では、ISO感度は最高限度の1/2まで、露光は30秒程度、総露出時間は10分以上を アストロアーツさんでは推奨しています。
光害の影響を受けやすい街中の撮影では、短い露出でたくさんの画像を撮影してコンポジットしなければいけません。 やはり、30秒ほどの露光時間の確保とヒストグラムが飽和しない程度のISO感度の設定が大切のようです。
D500は、ISO感度は100〜51200となっています。ISO感度を2000にし、たくさんのフレームを コンポジットすることで、結構いい画質の画像が得られました。
淡い系外銀河の撮影、私の場合はこのような状況でした。
日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています