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新気軽に天体撮影5 自動導入精度2 令和元年10月8日
今回は、極軸をできるだけ正確に合わせた場合の自動導入精度について報告します。
焦点距離630mmの長い鏡筒と350mmの短い鏡筒を使用しています。
1 天体導入テストの手順
1 使用鏡筒は、「焦点距離630mm」と「350mm」の2つを使用。
2 極軸望遠鏡に北極星を所定の位置に導入。
3 チェックポイントは、前回と同様に最初のアライメントでファインダーの視野の中にアライメント天体が 捉えられるか。
4 そして次は、アライメント後の目標天体の導入精度をチェックしました。
2 EQ3GOTO赤道儀の極軸望遠鏡
ビクセンの赤道儀を使用してきた私にとってはこの赤道儀の極軸合わせは非常にシンプルで 簡単に北極星を所定の位置に導入できるように感じました。
極軸望遠鏡は、覗くとこんな感じになっています。
この中央に見える2重円の中に、専用のアプリなどで示される北極星の位置と同様にセットすればOKです。
大切なことは、赤経軸を回転して十字線を写真のように真っすぐにセットしておかなければいけません。
スマホのアプリには、北極星の位置が示されます。
極軸望遠鏡の使い方等については、後日詳しくレポートしたいと思います。
3 アライメントで最初の星を導入
@ BORG60ED鏡筒(350mm)を使った場合
これくらい短い鏡筒では、目標の星をかなり精度よく導入してくれます。
ほとんどファインダーの視野の中入ってくれました。
A BORG101ED鏡筒(630mm)を使用
ファインダーの視野の中に入る確率が高くなります。外れてもわずかなずれのようです。
コントローラーで目標の天体をファインダーの中心に修正しますが、非常に楽になりました。
4 アライメント後の目標の天体の導入
私は2点(2つの恒星)アライメントをするようにしています。
アライメントを無事終わらすことができれば、この赤道儀は正確に目標の天体を導入してくれます。
BORG101ED鏡筒でもアイピース(30mm)を覗くと視野の中に天体が導入されていました。
この小型赤道儀の自動導入機能はかなり高いですね。
赤道儀の極軸をできるだけ北に向けておくこと、また、極軸と鏡筒の向きを平行になるようセットして おくことが大切です。アライメント時の天体導入が非常に楽になります。