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  •  彗星の撮影と画像処理       平成30年12月7日



    1 ステラショットによる撮影研修会に参加しました 


    12月1日、アストロアーツさんによる、ステラショットを使った天体撮影のセミナーが、 東京中野にあるケンコートキナービルで開かれました。


     


     



    今回は、撮影初心者もおられたようで、基本的な事柄についても丁寧な説明がありました。

    いい勉強になりました。


     



    ステラショットでの撮影は、大きく分けて「光害地での撮影」、「郊外でのオートガイドによる撮影」の2つに 分かれます。

    光害の影響を受ける街中での撮影は、短時間露出でより多くの画像を撮影し、コンポジットしなければいけません。


    ○ 注意点が3つあると説明がありました。

    ISO感度は、カメラの最高感度の1/2とする。

    露出は、30秒から90秒で、ノータッチガイドができる程度の赤道儀の調整が必要。

    いい画像を得るために、露出総時間は、10分以上が必要。 ということです。



    2 導入・撮影ソフト「ステラショット」による 彗星の撮影 


    今、ウィルタネン彗星が話題を集めています。

    早速、教わったステラショットの機能を使って、この彗星を望遠鏡に導入し撮影しました。

    便利ですね。自動導入後、ワンショット撮影するだけで、導入補正ボタンを押せば星図と照合して 画面の中心に彗星を導入してくれます。

    そしてこのソフトの撮影機能で、ISO1600、露出50秒、20枚をセットし連続自動撮影しました。


    このソフト、常に新しい天体の情報が更新されています。

    今までは、赤道儀の自動導入機能で天体を探し、撮影画像などを見て位置の微調整を行っていました。

    淡い彗星の撮影にほんとうに助かります。


     



    3 彗星のメトカーフコンポジット処理


    画像処理ソフトの「ステライメージ8」では、このメトカーフコンポジット処理を自動で行ってくれます。

    これまでは、恒星の動きより早い彗星の核を中心にコンポジットするためには、いろいろややこしい 設定を行う必要があったようです。

    この画像処理ソフトでは、ステラショットまたはステラナビゲーターの彗星の情報をもとに撮影した彗星の画像を 自動でメトカーフコンポジットをやってくれる便利な機能が追加されました。

    12月5日に撮影した、ウィルタネン彗星をこの方法で画像処理しました。

     
     


    (撮影状況)

    平成30年12月5日 22:32〜 Asukaプチドーム

    BORG76ED ×0.8レデューサ F5.2 総露出時間1000秒

    KissX5 ISO1600 露出50秒 20フレーム メトカーフコンポジット

    SXD2赤道儀 ステラショット導入・撮影 ステライメージ8で画像処理




     

    日々の日記 四季の高松


    四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています


        

    四季の高松

     

     

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