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  •  皆既日食報告5 雲間の皆既日食    平成28年5月7日



    1 曇り空の日食に備えて


    インドネシアの皆既日食は天候のいいことを願っていましたが、念のため事前に曇り空に備えた撮影方法を調べました。

    天文雑誌では、過去の日食の経験などから「曇天時の撮影」について記載されています。

    ある雑誌では、ダイヤモンドリングなどは、AV(露出優先)でカメラ任せに取るのが最善の策と書かれていました。


    ということで、もし雲が広がった時は、ダイヤモンドリングは、AVモードで。

    コロナは、多段階露光に遅いシャッタースピードの設定を加える。

    そんなことを頭に描きましたが、いざその場になると思い通りにはいかず戸惑ってしまいました。



    2 皆既直前のダイヤモンドリング撮影


    皆既日食が始まる前に雲が訪れ、最初のダイヤモンドリングの撮影は、AV(露出優先)モードで連写しました。

    ちょっと残念ですが、雲が厚くこんな画像ばかりでした。

      


    そんな中、第2接触直前のベイリービースの画像が撮影できたのはラッキーでした。

      



    3 コロナの撮影


    皆既が始まり暫くして雲が薄くなり雲越しにコロナの広がりが見えるようになりました。

    内部コロナが撮影できたのは嬉しいですね。

      



    4 皆既終了直後のダイヤモンドリング


    前半のダイヤモンドリングと違って薄雲になりました。

    晴天時は、ISO200、F8、1/800で連写撮影をしようと決めていました。

    とっさに、シャッタースピードを少し遅くして1/500で撮影。

    これが功を奏したようです。

      

    皆既終了直後に現れたベイリービーズです。

      


      

    ベイリービーズからダイヤモンドリングへ

      



    5 思わぬ成果と残念な結果


    今回の皆既日食で嬉しいのは綺麗なプロミネンスを肉眼で見ることができたことではないでしょうか。

    撮影では、雲のフィルター効果があったようです。

    どの画像にも綺麗なプロミネンスが写っていました。

    これは嬉しい成果です。

      


    残念なことがあります。

    雲があると当然外部コロナを写すのが難しくなります。

    また、ダイヤモンドが大きく輝くと、雲が白く光り、ダイヤモンドの輝きやリングの輝きを覆って しまいました。


    それからこんなミスがありました。

    コロナ撮影時に多段階露光の幅を増やしたためあわててしまい、カメラのシャッタースピードを変更した後一呼吸 置くのを忘れてしまいました。

    たくさんの画像を撮ったので事なきを得ましたが、微妙に太陽がぶれて2重になっている画像があります。

    事前に、「カメラをさわった時はぶれが納まるまで一呼吸置く」と心に決めていましたが、雲の到来ですっかり 忘れてしまいました。



    インドネシア皆既日食 挑戦記


        

    インドネシア日食



     

    日々の日記 四季の高松


    四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています


        

    四季の高松

     

     

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