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皆既日食報告4 撮影計画 平成28年4月18日
1 皆既日食の撮影計画をたてました
日食撮影にあたっては、大まかに次のことをしなければいけません。
1 第1接触から皆既まで
@ 部分日食撮影
A 地上の景色などで再ピント合わせ
B フィルターを外す
C ダイアモンドリング連写
2 第2接触(皆既)
@ コロナ多段階露光
3 第3接触(皆既終了)直後
@ ダイヤモンドリング連写
A 部分日食撮影
これに沿って、事前にタイムスケジュールをつくりました。
大変なのは、それぞれの場面でカメラのシャッタースピードなどが変わります。
これも計画に入れておかなくてはいけません。
2 事前に練習できること。
皆既日食は一発勝負です。
現地に行く前にこんな練習をしました。
@ 当たり前のことですが、何度か太陽を撮ってみました。
A どのくらいの露光すればどんなゴーストが出るのか調べました。
私の撮影鏡筒では、D5フィルターをつけて、1/2秒以上の露光(F8・ISO200)でこんなゴーストが 現れます。
B 当然、撮影計画(タイムスケージュール)に沿って、一連の動作をやってみました。
場面場面で、いろいろなことをしなければいけません。
複雑で何度かやらないと頭に入りませんでした。
3 計画通りに行かないのが日食撮影です。
日食当日は、朝から天気が良く期待していましたが、皆既直前に雲が広がりました。
幸運なことに薄雲で、雲越しに感動的な皆既日食を見ることができました。
しかし、雲が広がるといろいろ撮影手順が変わってきます。
経験したことのない状況、ダイヤモンドリングやコロナなどを撮影するためのカメラの設定を 変更しなければいけません。
現場で撮影されていた皆さんも雲の到来でいろいろハプニングがあったようです。
これについては、後日改めてご報告したいと思います。
どうすれば良かったのか、反省も含めて勉強になりました。
こちらは、皆既終了直後、ベーリービースが現れた太陽を雲越しに撮影したものです。
インドネシア皆既日食 挑戦記
日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています