気軽に天体撮影 topics
ちょっと旬の話題や写真
CD−1とポーラメーター 平成27年5月11日
ポータブル赤道儀の極軸合わせについて調べてみました。
まず、本体に付属している北極星導入穴に北極星を入れてみました。
生憎天候が良くなく、淡い北極星で大変苦労しました。
これは至難の業でした。結局うまくいかず断念しました。
次に、他の簡易赤道儀でいい結果が出ているポーラメータを使うことにしました。
高松は、北緯34°30′そして磁石の偏角は7°です。
まず、ポーラメーターの傾斜を34°に合わせます。
これで、極軸が北極星の方を向くとポーラメーターの水準器が水平を示します。
磁石は、西に約7°偏角していますので、ポーラメーターの針を東へ7°ずらすと赤道儀が真北を向く ようになります。
この日は少し薄曇りで明るい星しか見えませんでしたが、撮影を強行しました。
撮影には、EF70−200mmF4LレンズとEOSKissX4を使用しています。
空が少し白いので光害カットフィルターを使用しました。
すべての撮影をISO1600、F4.5に設定しています。
まず焦点距離を100mmとして、60秒、90秒、120秒で撮ってみました。
昨日、10日午後11時ごろの撮影です。
露出60秒です。さそり座に位置する土星です。綺麗な星像になっています。
次に露出90秒で撮りました。これもいいです。
次は露出120秒です。綺麗です。
残念ながら、この日はこれが限界でした。
嬉しいことに120秒ほどの露出が可能でした。
焦点距離を150mmにしてみました。露出90秒が限界でした。
さそり座アンタレス付近を撮っています。
こちらは焦点距離を200mmとしました。露出45秒が限界のようです。
100mmの望遠レンズではいい結果が出ました。
最近は、高いISO感度のカメラや、明るいレンズの撮影が可能になりました。
簡易極軸調整用のポーラメーターは実践で活躍しそうですね。
極軸望遠鏡を使った極軸合わせについては次回レポートしたいと思います。
これまでに掲載した「ちょっと旬の話題や写真」
過去に掲載したtopicsは、こちらからご覧いただけます。
日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています