気軽に天体撮影 topics
ちょっと旬の話題や写真
ナノトラッカーとポーラメーター 平成27年3月2日
天体撮影、気軽に撮影に行けたらどんなにいいでしょうね。
撮影では赤道儀の極軸合わせも大変です。
今、追尾撮影で気軽に使用できるのがすっかり有名になったポータブル赤道儀ナノトラッカーです。
簡易式の極軸合わせができるポーラメーターも発売されています。
これどのくらいの精度があるのでしょうね。
ポーラメーターは、簡単に北極星の方向にナノトラッカーを向けてくれます。
ポーラーメータの角度(傾斜計)を、撮影場所の緯度に合わせて調整しておきます。
そしてコンパスで北を向く方向に合わせます。
撮影場所には偏角(磁石のずれ)があるので注意が必要です。
そして水準器が水平を示せば終了です。
この簡易極軸合わせで、どのくらいの機材を追尾できるのでしょうか。
撮影には古いPENTAXの135mmレンズを使用しました。
色収差はありますが、ピント合わせは∞に設定するだけで撮影可能です。
カメラの設定をISO1600、F4、露出2分で撮影しました。
星が流れていますね。
簡易設定では135mmのレンズを2分追尾できないようです。
1分ではどうでしょうか。
設定をISO3200、F4、露出1分で撮影しました。
綺麗です。
星が点になっています。
簡易的な極軸合わせだけでもこの程度のレンズなら1分の追尾撮影が可能のようでした。
この焦点距離のレンズでは、オリオン座の馬頭星雲やオリオン大星雲を同時に写すことができます。
この古いレンズは、色収差がかなりきついようです。
最近の収差の少ないレンズを使えば綺麗な写真を撮ることができそうです。
北極星が見えない場所や極軸望遠鏡を使わない方には有用なパーツのように思います。
車で行けないような遠征に使えそうです。
軽量で持ち運びが楽です。
できれば、ナノトラッカーやポーラメーターが活躍しそうな素敵な場所に行ってみたくなります。
これまでに掲載した「ちょっと旬の話題や写真」
過去に掲載したtopicsは、こちらからご覧いただけます。
日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています