気軽に天体撮影 topics
ちょっと旬の話題や写真
銀塩(フイルム)時代のレンズで撮影しました 平成27年2月22日
遠征先で、夜空を気軽に撮影できればどんなにいいでしょう。
簡易赤道儀ナノトラッカーに軽量のレンズで撮影しました。
以前、ナノトラッカーの極軸を慎重にセッティングし、150mmの望遠レンズで撮影ができました。
ポーラメーター(簡易極軸調整)ではどのくらいガイド可能でしょう。
ということで、以前使っていた古い135mのペンタックスのレンズでトライしてみました。
このレンズはフイルム時代のレンズで、オリオン座を大きく撮る時などに使用していました。
非常に軽量で、∞に合わすだけでピントが合ってくれます。
デジタルカメラとの相性はどうでしょうか。
いい結果が出れば、ちょっとバックに忍ばせて撮影に出かけられます。
古いレンズで気になるのは色収差ですね。
光害カットフィルターLPS−P2と紫外線カットフィルターL41の併用で軽減されるといわれています。
試してみました。
一見綺麗です。
(撮影状況) 平成27年2月13日 午後9時13分 綾川町
EOSKissX4(改造) ISO3200 F4 露出60秒
PENTAX−M1:3.5 135mmレンズ LPS−P2 L41フィルター
ナノトラッカーによる追尾撮影 カラーバランスのみ画像処理
トリミングして拡大してみました。
拡大すると星の周りが賑やかです。
2つのフィルターを使わない画像も撮影しました。
2枚の写真は同条件で撮影したものです。
やはり、光害カットフィルターを使っている方がコントラストがはっきりしています。
色収差については、あまり変わらないような感じがしました。
星の周りには、赤いハロが出ています。
デジタル改造のカメラでは、かなり収差が強調されるようです。
残念ながらお気軽撮影には使えますが、大切な作品として残すのは難しいようですね。
次回は、ナノトラッカーの追尾制度についてレポートします。
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日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています