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天の川に始まり天の川に終わる(1) 平成27年12月14日
1 オーストラリアの天の川
12月も半ばとなりました。
新しい年を迎えるまでにもう少しになってしまいました。
今年の大きな出来事と言えば、オーストラリアの天体撮影の遠征に出かけたことですね。
現地で一番目に焼き付いているのは、南の空から北の空に大きく広がる天の川です。
澄んだ空に広がる綺麗な天の川、一見撮影は簡単ではと思いました。
でも、違いました。
天の川の撮影は、奥が深いですね。
今年の締めくくりとして、オーストラリア遠征の天の川撮影についてレポートしたいと思います。
こちらは、オーストラリーチラゴーの観光名所「バランスロック」に煌めく天の川です。
コールサック、南十字星、エータカリーナ星雲が写っています。
6月14日、28mmレンズにフルサイズのカメラで撮影しました。
ソフトフィルターを使用しています。
2 天の川の素晴らしさ
今回は、天の川の撮影に17mmレンズと28mmレンズを用意し、固定撮影、ISO3200、 F3.2、露出を30秒としてして撮影しました。
北の空から南に向かって広がる天の川です。
撮影最終日の16日に、17mmレンズで撮影しました。
オーストラリア遠征で一番楽しみなのは、日本で見られない南の空に煌めく天の川ですね。
有名な星雲・星団などの天体がひしめき合っています。
ところが、この天の川、日本で見える、いて座やさぞり座を中心とした天の川と趣が違います。
目で見るとはっきりとした姿に見えますが、写真に撮ると一見メリハリのないような画像になります。
天の川撮影では、いろいろ勉強になりましたし、これからどのように撮ったらいいのか課題も出ました。
次回、天の川撮影の奥深さについて報告してオーストラリアレポートの締めくくりとしたいと思います。
これまでに掲載したオーストラリア星空撮影旅行記
連載 星空に夢を求めて「百武彗星」
過去の連載記事は、こちらからご覧いただけます。
日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています