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12 憧れの星雲(小マゼラン星雲)との出会い 平成27年10月7日
オーストラリアでエータカリーナ星雲と並んで、是非写真に撮ってみたいのが大・小マゼラン星雲ですね。
訪れた時期は、大マゼラン星雲は、夕方にすぐ姿を消してしまいましたが、ありがたいことに、深夜には小マゼラン 星雲が昇ってきました。
絶好の条件とは言えませんが、無事その姿を撮ることができました。
1 深夜、昇ってくる小マゼラン星雲に興奮しました。
オーストラリアでの撮影は深夜に及びました。
この星雲は、午前1時近くには、高度も10°を超えるようになります。
日本では、なかなか撮影が難しい高度ですが、さすがに澄み切った空のオーストラリアですね。
綺麗な姿が撮影できました。
(撮影状況)
平成27年6月16日午前0時31分〜 オーストラリアチラゴー
KissX4(改造)ISO3200 露出50秒×5フレームコンポジット
EF70ー200F4Lレンズ (160)mm F4
CD−1赤道儀でガイド(極軸望遠鏡で極軸調整) フォトショップエレメンツで画像処理
2 小マゼラン星雲近くには2つの球状星団が並んでいます。
小マゼラン星雲は、南十字星やエータカリーナ星雲と天の南極をへだててちょうど反対側に位置しています。
大マゼラン星雲の半分ぐらいの大きさですが、はっきりと肉眼で星雲を見ることができました。
この星雲近くには、NGC104という満月大の球状星団があります。
ケンタウルス座のオメガ星団に次ぐ大球状星団です。
また、星雲の近くにはNGC362という小さな球状星団もありますよ。
画像では、星雲の左側に大小の球状星団が写っています。
3 大マゼラン星雲は次回に期待ですね。
ちょうど、夕食頃に南西の空に大マゼラン星雲が沈んでいきます。
夕暮れ時でしたが、その姿をはっきりと見ることができました。
残念ながら、薄明時で撮影するのは諦めました。
次のお楽しみということですね。
是非、次回はこの大マゼラン星雲にチャレンジしたいと思っています。
この星雲には、有名なタランチュラ星雲の姿があります。
ほんとうに楽しみです。
これまでに掲載したオーストラリア星空撮影旅行記
連載 星空に夢を求めて「百武彗星」
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日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています