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「天文と気象」 44年ぶりの出会い 平成26年6月26日
5月17日、さぬき市多和の天体博物館整備予定地で、百武裕司さんの奥様から博物館村山代表に、 20世紀を代表する大彗星「百武彗星」の発見に使用された大型双眼望遠鏡の寄贈がありました。
この望遠鏡には、1996年1月31日に百武裕司さんが発見した大彗星(C/1996 B2)をはじめ2つの彗星番号が 貼られています。
この彗星は、地球最接近につれて急速に増光し、尾も長くなり、3月24日には夜空で最も明るい 天体の一つとなり、その尾は天球上で35度にまで伸びたそうです。
この日、これに合わせて、百武さんが愛用した書籍や天文関係資料も寄贈されました。
この書籍の中には、古い天文と気象、天文ガイドなどの専門誌がありました。
なんと1970年12月号「天文と気象」天体写真投稿のページには、当日参加したスタッフとの44年ぶりの出会い のドラマがありました。
雑誌の投稿写真、優秀賞は当時高校生の片山敏彦君でした
天体望遠博物館の会員で、博物館発展のために尽力されている方に「片山敏彦さん」という方がいます。
この日もスタッフの一員として参加されていました。
突然の出会いでした。
44年ぶりの出会いです。ご本人もびっくりされたのではないでしょうか。
投稿写真には、おうし座に輝くM45すばると土星そしてヒヤデス星団が写っています。
ミノルタのカメラ(銀塩)と焦点距離55mmのレンズを口径10cmの鏡筒で手動ガイドされています。
片山さんは、何事にも真剣に取り組まれる方です。
また、いつも笑顔を絶やさずにこやかに応対されます。
そんな片山さんは、当時高校生で天文クラブに入られていたそうです。
この「天文と気象」12月号は、百武さんから片山さんへの思い出のプレゼントだったのでしょうか。
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