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ちょっと旬の話題や写真
ナノトラッカーで太陽撮影 雲台を改善しました 平成26年6月19日
月の撮影や太陽の撮影でも赤道儀があれば便利ですね。
先日、ナノトラッカーでガイドしながら、月の撮影を行いました。
そのときちょっと問題点が見つかりました。
ナノトラッカーに鏡筒を載せるための雲台として「微動雲台」を使ってみました。
ピント合わせの時にカメラのモニターで月が大きくゆれます。
これは改善が必要と感じました。
できるだけ手持ちの機材で改善できるものはないか考えました。
ベルボンのレベラーを2つ持っています。これは使えそうです。
そして、何か揺れが少なく強度の強いものはないでしょうか。
思案して、ユニテックシンプルフォークユニットを購入することにしました。
これは良かったです。
ピント合わせで揺れが少なくなりました。
このレベラーでは、微動はできませんが粗動が可能です。
鏡筒の方向の微調整には、十分使用可能でした。
この機材で、太陽を撮ってみました
前回の月撮影と同様、ポーラメーターで北極星の方向にナノトラッカーを向けました。
撮影中、太陽が西にずれるため、向きを少しだけ調整しました。
その後ずれも少なく、モニター画面の位置は安定していました。
これで経緯台のようにたびたび位置調整をすることなく、シャッターが切れるようになりました。
今回は、BORG60ED鏡筒にテレコンバーター1.4GRを使用し、焦点距離490mmF8.1 で撮影しました。
この日は、黒点の少ない太陽でした。
(撮影状況)
平成26年6月14日 午前9時53分 自宅屋上
BORG60ED ×1.4テレコンバーターGR F8.1
EOSKissX5 ISO200 1/500秒 BORGD5フィルター。
ナノトラッカーでガイド フォトショップエレメンツで画像処理。
トリミングをする前の画像を掲載しました。
少しいい方向に改善できたようです。
ナノトラッカーは、この程度の重量の鏡筒を十分追尾してくれるようです。
撮影鏡筒などについては、次回詳しくレポートします。
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日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています