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空の透明度はもう一つでした 黒目銀河M64 平成26年5月27日
今月23日の夜撮影した、かみのけ座の銀河M64です。
黒目銀河と呼ばれ、撮影にトライすることが憧れでした。
過去にもトライしたことがありますが撮った画像はもう一つでした。
今回は、大変楽しみに撮影に出かけました。
撮影場所に到着すると星が綺麗に輝いているように見えます。
さっそく、準備に取りかかりました。
最初の系外銀河を撮り終え、黒目銀河にBORG101ED鏡筒を向けたのが午後11時近くでした。
撮影が終わる頃、さそり座やいて座が昇っています。
撮影に夢中で気が付きませんでしたが、よく見ると天の川の姿がありません。
綺麗な夜空と思っていましたが、天の川が見えるほど澄んでいなかったようです。
この場所では、天気のいい日は、たいてい天の川の姿を見ることができます。
少し残念ですね。
でも、じっくりと画像を確認すると、カメラのモニターには、よく目にするM64の姿がありました。
一安心の瞬間でした。
(撮影状況)
平成26年5月23日午後11時51分〜 場所 綾川町
BORG101ED ×0.8レデューサー F5 LPR−N(光害カット/ネピュラ)
EOSKissX5 ISO1600 露出360秒×4フレームコンポジット
SXD2赤道儀 QHY5L−U 50mmF4ガイドスコープ PHDガイディングでオートガイド
フォトショップエレメンツで画像処理
どうにかM64らしい姿を撮影できました
ネットや専門誌で黒目銀河の綺麗な写真を目にします。
ほとんどが口径の大きな焦点距離の長い鏡筒で撮影されたものです。
今回使用したのは、口径100mm焦点距離500mmの小鏡筒です。
しっかりとしたオートガイドが可能となり、淡く小さな銀河の撮影も可能となりました。
今回の撮影結果は完璧なものではありませんが、小さい鏡筒でもしっかり露出をかけることでそれなりに撮影できる ようですね!
もう少し頑張ってみたいという気になります。
これも、鏡筒をしっかり調整してくれたヨシカワ光器さんのお蔭かもしれません。
オートガイドの調子が良く、光軸調整がしっかりされた鏡筒が使用できるのは大変心強いものです。
これから、夏の星座が主役になりそうです。
今のうちに、手持ちの機材をいろいろ使って、できればもう一度系外銀河にトライしたいものです。
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四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています