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  • アイソン彗星がもたらしたもの第3回(撮影機材)  平成25年12月21日


    アイソン彗星の撮影は、まだ小さくて淡いときからとりかかりました。

    太陽に近づく彗星の撮影では、いろいろな機材が活躍することとなります。

    撮影には、フルサイズカメラを多用しました。

    また、BORG101EDといった鏡筒やSXD2赤道儀、GP2赤道儀にも活躍の舞台が与えられました。



    ● カメラ


    今年、4月に職場が変わり、一緒に働いた皆さんから記念にとEOS6Dをプレゼントしていただきました。

    このカメラが大活躍します。


    今回は、短いシャッタースピードで撮影した画像を何枚もコンポジットすることとしました。

    ISO感度を高くして撮影しますが、このカメラは高画質を保ってくれます。

    また、フルサイズカメラは、鏡筒の焦点距離そのままの画角で撮影することができます。

    ノータッチガイドや長く尾を引く彗星の撮影に、より口径の大きな鏡筒を使用することが可能となりました。


    ● 鏡筒


    今年の夏、ヨシカワ光器研究所さんにお願いしてBORG101EDの光軸修正を済ますていました。

    今から考えると思い切ってお願いして正解でした。

    整備済みの鏡筒を自身を持って撮影に使用することができます。

    この焦点距離500mm(レデューサー使用)、F5の鏡筒は、淡い小さい彗星の撮影からいろいろな場面に 能力を発揮しました。


    ● 赤道儀


    アイソン彗星が小口径の望遠鏡で撮影可能となったのが10月初旬です。

    目に見えない姿を撮影するのは、本当に大変です。

    この時、自動導入のSXD2赤道儀が活躍しました。


    ところが突然私のSXD2赤道儀に不具合が生じ、残念ながらメーカー送りとなりました。

    代わりに、フイルム時代から使用しているGP2赤道儀が活躍することとなりました。


    この赤道儀は、入門用の赤道儀ですが非常に信頼のおける性能を持っています。

    特別な機能はなく、ファインダーを覗いて彗星の位置を特定しなければなりません。

    どうにかなるものです。これも、回を重ねるうちに位置確認に手間取らなくなってきます。

    とにかくセッティングが簡単です。シンプルイズベストでした。


    掲載している画像は、ミニバーストで増光したときのアイソン彗星です。

    11月の16日早朝撮影したものです。アイソンの代表的な写真として、私が一番気に入っているものです。


     

    標準や中望遠レンズの出番はなくなりました。


    残念ながらアイソン彗星は、近日点通過時に崩壊してしまいました。

    12月7、8日ごろから、東の空に長い尾を見せてくれるものと期待していました。

    本当に残念です。


    来るべき時のために、どのようなレンズで撮影しようかと考えたことがあります。、

    結局、フルサイズカメラに、50mmレンズと100mmレンズで撮影することと決めました。


    できるだけ明るいレンズが有利のように思えました。

    カメラ屋さんで、EF50F1.8Uレンズを見つけ衝動買いしてしまいました。

    レンズとしては安いものですが、残念ながら暫く活躍の舞台を失ってしましました。


    掲載の画像は、このレンズで撮った志度湾の夜明けです。



     

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