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  • アイソン彗星がもたらしたもの(撮影方法)  平成25年12月18日


    天文愛好家のアイソン彗星への期待は大変なものでした。

    特集誌がたくさん発行されましたし、観測グッズはかなりの売れ行きではなかったでしょうか。

    私も何冊か手に入れましたし、この機会に撮影機材をいくつか購入しました。

    カメラ屋さんで、EF50F1.8Uレンズを衝動買いしてしまいました。


    撮影方法もあまり良く分からず、古いフィルム時代の解説書を読んだりしました。

    結局、実際に撮影してみていろいろなことが分かりました。


    彗星が遠くにいるとき、彗星の動きと恒星の動きは変わりがありません。

    しかし、近づいてくるようになると、恒星の動きとは違った動きを見せるようになります。


    撮影画像をコンポジットするとその様子が良くわかります。

    そうなると彗星の頭部の核の動きに合わせてコンポジットしなければなりません。

    これは、意外と案ずるより産むがやすしでした。


    また、フィルム時代は長時間露出していましたが、短時間露出の画像を数多く撮影しコンポジットする方が彗星撮影に 合っていると実感しました。

    カメラの感度を上げ、シャッタースピードを短くしなければなりません。

    デジタルカメラの進歩で、彗星の撮影方法も変化しています。


    私は、F5の鏡筒で、カメラの感度をISO2500とし露出60秒を基本とし、空の状況に合わせ 感度や露出を変更して撮影しました。

    露出60秒程度であれば赤道儀もノータッチガイドが可能です。


    画像は、長い尾を見せ、しっかりとした姿となったアイソン彗星です。

    11月12日に、志度の大串半島で撮影しました。



    今回、いままでの天体撮影の機材や経験が役に立ちました。

    やはり基本は、直焦点撮影ですね。

    実際の撮影ではいろいろなことを学びました。

     

    今月13日に撮影したラブジョイ彗星の頭部付近の画像です


    15日あたりから月が撮影に影響するようになりました。

    影響のない13日に、できるだけ彗星の大きな画像を撮りたいと、BORG125SD鏡筒を使用して撮影 することとしました。

    焦点距離600mmで撮影しています。

    天候に恵まれ、綺麗な姿を撮ることができました。


    残念ながら、そのあとは雲で覆われてしまいました。

    少し高度が低いときの撮影です。


    ラブジョイ彗星は、最近の観測で、6等とされているようです。

    今月13日に、志度の大串半島で撮影しました。

    この時は、かなり輝いていました。



     

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