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ちょっと旬の話題や写真
アイソン彗星の撮影機材(赤道儀) 平成25年10月8日
今、天文ファンの一番の話題がアイソン彗星です。
光度が最初の予測より暗く、フアンをやきもきさせています。
インターネット上でも、まだ確たる予測がなく、当初の予想どおりの大彗星となることを期待する記述となっています。
最新の専門誌の予測では、当初ほどの明るさではないものの、少し暗くなるが長い尾を持った彗星が見られるのでは ないかと説明されています。
是非、そう願いたいものです。
彗星は、10月に、しし座を火星と並走して移動することとなっています。
この間、光度も11.5等から8.5等(星ナビ11月号より)になるようです。
10月の半ばには、彗星、火星、レグルスが最接近するため、撮影のチャンス となります。
暗い彗星ですが、ちょっとした天文ショーが繰り広げられます。
この頃の彗星の撮影には、赤道儀による追尾撮影を行う必要があります。
赤道儀はタイプによっていろいろ機能が違います
私は、2つタイプの赤道儀を持っています。
● ビクセンSXD2赤道儀
暗い彗星を、望遠鏡の視野に手動で導入するのは大変な作業です。
この点、SXD2赤道儀は、自動導入機能があります。
コントローラーに彗星の最新の情報(軌道要素)をインターネット上で確認してインプットしてやれば 自動的に導入してくれます。
先日の撮影でも、非常に暗いアイソン彗星を一発で導入してくれました。これは大変、便利です。
また、彗星は、恒星とは違う動きをするため、長時間の撮影では、通常の(恒星時)追尾をすると彗星がぶれてしま います。
この赤道儀は導入後の彗星を、彗星の動きに沿って追尾してくれるすぐれものです。
● ビクセンGP2赤道儀
もう一つのビクセンのGP2赤道儀は、非常に使い安く信頼できる赤道儀です。
残念ながら、自動導入機能はありません。
また、一般的な赤道儀のため彗星の動きに沿って追尾する機能はありません。
短時間撮影した画像を彗星の動きに合わせて画像処理する方法もありますが、気軽に撮影してみたい というアマチュアにとっては、なかなかやっかいなものです。
● 気軽に撮影に挑戦したいものです
そうした中、焦点距離300mmから500mm程度の鏡筒の場合、彗星の動きによりますが数分の短い恒星時追尾による 撮影が可能といわれています。
撮影にトライできそうです。
今後、だんだん彗星が光度を上げてきます。小さな口径の望遠鏡で短時間の露出による撮影が可能となりそうです。
自動導入機能があるのが最善ですが、彗星が明るい天体に近づく時などを狙えば、GP2タイプの 赤道儀は活躍してくれそうです。
これまでに掲載した「ちょっと旬の話題や写真」
平成21年からのtopicsを掲載しています。
日々の日記 四季の高松
四季折々の身近なスケッチを日記風に記載しています