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 ナノトラッカーでオリオン座をガイド撮影しました


1 望遠レンズで、長時間露出が可能となりました  

望遠レンズで四季の星座写真にチャレンジすることがあります。
広角レンズを使った固定撮影では、30秒ぐらいの露光で星をほぼ点として撮影することができます。
オリオン座をはじめとして、いろいろな星座の姿をくっきりととらえることができます。

しかし、もう少し露光時間が長くできればと思うことがあります。
望遠鏡用の赤道儀をセットして撮影することもありますが、持ち運びやセッティングにかなりの労力を要します。
ポータブル赤道儀は、こうした状況を解決してくれます。
時間を見つけて郊外に出かけお気軽撮影を楽しむには、うってつけの機材のようです。

M42星雲などは、短時間の固定撮影では、その姿をはっきりと現してくれません。
今回、ナノトラッカーでガイド撮影しました。
3分の露光が可能となりました。

撮影には、ソフトフィルター(拡散)を使用して星を強調しています。
また、赤い星雲がはっきり写るよう改造デジタルカメラを使用しました。
レンズの焦点距離を少し長くして88mmとしました。

(撮影状況)
平成25年1月3日 午後9時00分 空港公園付近
SIGMA DC18−200 3.5−6.3レンズ(88mm) F5.6
KissX4改造 ISO800 露光180秒 ソフトフィルター
ナノトラッカーでガイド撮影 フォトショップエレメンツで画像処理 


2 より焦点距離の長いレンズでは星が流れてしまいました

ナノトラッカーは、どれだけの焦点距離のレンズをガイドできるのでしょうか。

いろいろな方が、様々なレンズや鏡筒で撮影にチャレンジされています。
ミニBORG鏡筒までガイドしています。

今回、レンズの焦点距離を135mmにして撮影してみました。
残念ながら、星が流れてしまいました。

原因は、いろいろ考えられます。
撮影最後のチャレンジで極軸をしっかり合わせていなかったこと。
使用している自由雲台は、搭載能力にあまり余裕がないことなど。

こうしたことを解決して、再度、撮影にチャレンジしたいと思っています。
ナノトラッカーは、慎重に扱えば、135mmクラスの望遠レンズのガイドが十分可能と感じています。
今後、チャレンジして報告したいと思います。

どちらにしても、持ち運びが便利で、セッティングが簡単なポータブル赤道儀は、星野撮影に 重宝な機材と考えています。







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