ナノトラッカーで星景写真
1 思ったより実力を発揮しそうです
ナノトラッカーは、非常にコンパクトなポータブル赤道儀です。
どれだけの実力を発揮してくれるのか半信半疑でした。
年明けの3日、久しぶりに好天となりました。
ナノトラッカーの初仕事となりました。
高松空港の西、遠くに管制塔を見渡せる場所に車を停めました。
機材をセットして撮影開始です。
ただ、いつもと違い機材のセッティングにあまり時間がかかりません。
50mm程度のレンズのガイドには、問題ないと聞いています。
どのくらいの焦点距離のレンズに対応できるのか試してみることにしました。
今回は、80mm程度レンズで撮影をしてみました。
撮影にあたっては、一つひとつ作業を丁寧にやってみました。
結果は、満足がいくものでした。
● すばると木星
(撮影状況)
平成25年1月3日 午後8時26分〜 空港公園付近
SIGMA DC18−200・3.5−6.3レンズ(88mm) F5.6
KissX5 ISO800 露光120秒・180秒 2フレームコンポジット
ナノトラッカーでガイド撮影 フォトショップエレメンツで画像処理
2 撮影には、いろいろなパーツを準備しました
ナノトラッカーは、かなりの実力がありそうです。
しかし、実力を引き出すために、いくつかのパーツを準備しました。
ナノトラッカーは、北極星をのぞき穴に導入し極軸を合わせます。
しかし、これがなかなかたいへんです。
この様子がいろいろな方のブログに書かれています。
このため、アイベルさんで、外付けの極軸望遠鏡を購入しました。
これは、正解でした。かなり便利で威力を発揮します。
ただ、、通常の赤道儀と違いカメラ三脚にナノトラッカーを載せただけです。
新たな天体を導入するために雲台を動かすと極軸が微妙に狂ってしまいます。
面倒ですがその都度極軸を合わせてやればいい結果につながると思います。
また、架台に微動雲台を使用しました。
極軸望遠鏡による極軸合わせでは、北極星を所定の位置に導入しなければなりません。
微妙な調整が必要です。
手持ちのパーツがいざという時に役に立ちました。
撮影時の気温はマイナス1度です。
不思議です。
撮影中は、寒いと感じることはありませんでした。