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 スタークラウドに連なる赤い星雲


1 スタークラウド周辺は大変カラフルでにぎやかです   


いて座付近の銀河で、星が濃く集まり動物の顔のように見える部分を、特にスタークラウドと呼んでいます。
まるでバンビの横顔のように見えます。

このスタークラウド周辺には、有名な星雲・星団がひしめいています。
特にさまざまな赤い散光星雲の姿は大変みごとです。
天の川の星々の集まりで煌めくこれらの星雲は写真に撮っても大変きれいです。

このバンビの首には、「バンビの首飾り」と呼ばれる星雲が輝いています。
この薄く赤く光る部分はIC1284の星雲番号がつけられています。
掲載している写真には、小さくて淡い姿がかすかに写っています。

バンビの上部には、M17オメガ星雲、M16わし星雲が赤く輝いています。
また、下方部分にはM8干潟星雲、M20三裂星雲の姿がが綺麗です。


(撮影状況)
平成24年7月8日 22時29分〜 撮影 高松空港付近
EF70−200(F4)Lレンズ  100mm
キャノンキスX4改造 F4.5 ISO800 露出150秒 ×3フレームコンポジット
GP2赤道儀ノータッチガイド フォトショップエレメンツで画像処理


2 バンビの鼻先では、赤い2匹の蝶が舞っています


この2匹の蝶がM17オメガ星雲とM16わし星雲です。
この2つの星雲は視直径も大きく、赤の発色が綺麗で、それぞれが天体撮影の絶好の被写体になっています。

特に天気のいい日は、天体望遠鏡のファインダーを覗くだけでも、白い淡い輝きを見ることができます。
写真とは違った喜びを感じるひとときです。

M17星雲は、ギリシャ文字のΩに似ていることから、オメガ星雲と呼ばれています。
またその姿が湖に浮かぶ白鳥に似ていることから白鳥星雲とも呼ばれます。

M16はへび座の星雲です。
鳥が翼を広げたような姿から、わし星雲と呼ばれています。
特に、この星雲の中心部で星々が生まれる様子を捉えたハップル宇宙望遠鏡の写真は有名です。







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